第2次大戦中のアフリカ戦線において、連合軍は、智将ロンメル元帥率いるドイツとの戦いに苦戦し、元帥の暗殺計画を試みるも失敗。ドイツの捕虜となった英軍将校のヤングは、あわや死の寸前、ロンメルの一言で救われ、敵ながらあっぱれと彼の立派な人柄に感心する。ところが戦後、そのロンメルの死が闇に包まれているのを不審に思ったヤングは、その死の真相を解くべく調査を開始。そこから浮かび上がったのは意外な事実だった。
サンフランシスコ行きのバス、運転手に無賃乗車の魂胆を見抜かれて、その男が放り出されて降り立ったのは、海岸の小さな町ウォルトンだった。この男、エリック(ダナ・アンドリュース)は、人影のない夜の町を歩いて”ポップ”のカフェに立ち寄る。そこで、エリックは気弱そうな店主のポップ(パーシー・キルブライト)、刑事のジャッド(チャールズ・ビックフォード)、アトキンス(ブルース・キャボット)、そしてこの店の注目の的のウェイトレス、ステラ(リンダ・ダーネル)と出会う。エリックもステラの得体のしれない魅力に魅せられてしまう。
1941年のルーマニア。ボーマン大尉率いるドイツ国防軍の小隊は、山道を守る任務に就くため、広大なキープ(城塞)を拠点にしようとする。先祖代々キープの番人を務める老人は退去を忠告するが、ボーマンはその忠告を聞き流して部隊を入れる。その夜、壁に埋め込まれていた十字架を抜き取った見張りの兵士が謎の死を遂げてしまう。事態の解明を依頼された考古学者クザ教授の前に、キープに封印されていた魔物が姿を現す。