1959年、バーモントにある全寮制の名門進学校にやって来た新任の英語教師。破天荒な授業を通して、詩の美しさや人生の素晴らしさを説く教師に惹かれていった生徒たちは、彼がかつて学生だった頃に作っていた“死せる詩人の会”という同好会を自分たちの手で復活させる。ドラマの背景となる、初秋から冬にかけてのニューイングランド地方の風景も美しい。

16世紀のデンマーク。貧しい少女オフィーリア(デイジー・リドリー)は偶然から出会ったガートルード妃(ナオミ・ワッツ)に気に入られ侍女として迎え入れられる。年頃を迎えたある日、長い戦争から帰還した王子・ハムレット(ジョージ・マッケイ)禁断の恋に落ちる。しかし、王位継承を狙う弟クローディアス(クライヴ・オーウェン)による王の毒殺疑惑が浮上。そんなこともつゆ知らずガートルード妃はクローディアスと再婚をしてしまう。ショックを隠しきれず日に日に情緒不安定になっていくハムレット。「愛」を確かめたい一心のオフィーリアと、「愛」と「権力」で揺れるハムレットの行方とは―。