1970年代の初頭のニューヨークで、ハーレムを牛耳っているギャングのボスの運転手をしていたフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は、ボスの亡き後、東南アジアの麻薬を密輸する計画を決行する。時に横暴ともいえる強引なやり方で財力をつけたフランクは、マフィアにも一目置かれる麻薬王として街に君臨する。

かつては人気を極めたものの今では落ち目のレスラー、ランディ。ある日、ステロイドの副作用のために心臓発作を起こし、レスラー生命を絶たれてしまう。家族とはうまくいかずストリッパーのキャシディにも振られ、孤独に打ちひしがれる中で、ランディは再びリングに上がる決意をする。

新進気鋭の若き弁護士ケヴィンはその才能と野心を認められ、NYのミルトン法律事務所に夢のような条件でスカウトされる。そして次第に失われていく良心……そこは、悪魔の巣窟だったのだ。

マンハッタン、イーストサイド。プレッピーたちのグループ「サリーとその仲間」(略してSFRP)に1人の聞入者が現れる。レンタルタキシードを着た彼、トム(エドワード・クレメンツ)は毎週正装して議論やゲームに興じるメンバーたちにとってみれば場違いな存在だったが、グループのリーダー、ニック(クリストファー・アイグマン)は彼を歓迎、内気なオードリー(キャロリン・ファリーナ)もまた彼に魅かれていく。上流階級に反感を抱きつつも、いつしか彼らになじんでゆくトムだったが、オードリーの気持には気づかず、昔の恋人セレナに未練を残していた。そんなある日、グループの1人で男好きのシンシア(イザベル・ギリース)が連れてきたプレイボーイ、リック・フォン・スロネカー(ウィル・ケンプ)が新たな波紋を巻き起こす。ニックはあからさまに彼を嫌悪し、シンシアとニックは対立する。グループがしだいにバラバラになっていったある日のこと、オードリーはリックに誘われて彼の別荘に行く、心配したトムは彼女を密かに思うチャーリー(テイラー・ニコルズ)と共にオードリーを迎えに行って3人で帰途につくのだった。

パリ・オリンピック陸上短距離で祖国イギリスに金メダルをもたらした2人の若者がいた。ユダヤの血をひいている為、言われなき差別と偏見を受けてきたハロルド。彼にとって走ることは偏見に勝利することであった。一方、宣教師の家に生まれたエリックは神のため、信仰のため走った。

名門のカーバー高校では、生徒会長選挙に学園一の優等生が立候補した。彼女に学校を牛耳られることを恐れた顧問教師は、成績は良くないが人気のあるアメフト部員を立候補させるが……!? ブラックな笑いが渦巻く傑作学園コメディ。

地元新聞オークランド・トリビューンのベテラン記者スティーヴ・エヴェレットは、かつては敏腕記者として活躍していたが、最近は酒と女癖の悪さでスランプが続いていた。ある日、死刑執行が決まった死刑囚フランクの取材に赴く。フランクの事件を調査し直したエヴェレットは、現場の物的証拠と証人の証言に重大な誤りがあることを発見する。刑務所でフランクと面会したエヴェレットは無罪を確信。しかし処刑の時間は迫っており…。

一獲千金を夢見るバーテンダーが、真実の愛に目覚めるまでを描いた青春映画。ザ・ビーチ・ボーイズの「ココモ」、B・マクファーリンの「ドント・ウォリー・ビー・ハッピー」など、挿入歌も次々にヒット。日本では1989年に公開され、年間第3位のヒット(配収約17億円)を記録。第2位も同じくクルーズ主演の「レインマン」だった。 軍隊を除隊したブライアンはエリートビジネスマンになろうとニューヨークに降り立った。しかし学歴のない彼を雇う企業はどこにも無く、ダグという店主が経営する酒場でバーテンダーのアルバイトを始める。セクシーな魅力とダンスのようなシェイカーさばきが客たちに好評でたちまち町の人気者になるがダグとけんかしてしまい、彼とコンビを解消して店を辞めざるをえなくなる。やがて遠くジャマイカに渡ったブライアンはNYから来た画家志望の娘ジョーダンと出会い……。

監督・脚本にスティーヴン・ソダーバーグ、製作にジェイムズ・キャメロン、主演にジョージ・クルーニーといった異才が結集。永遠のテーマを見事に描き出した異色宇宙SF。破滅へ導こうとする“ソラリス”の謎とはいかに。