交通事故で昏睡状態となり、生死の境をさまよううちに幽霊となってしまった女性医師エリザベス。彼女が住んでいたマンションは貸しに出され、そこにデヴィッドという男性が入居する。彼は妻に先立たれ、傷心のうちに越してきたのだった。ところがエリザベスは自分が幽霊になっていることに気づいておらず、新たな住人となったデヴィッドを追い出そうとする。デヴィッドも想定外の事態に戸惑うが、何も覚えていないエリザベスのため、一緒に彼女の素性を探っていく。

画学生アンジェリクは医師ロイックを愛し、幸せな日々を送っていた。しかし妻がいるロイックにデートをすっぽかされたアンジェリクは意気消沈。やがてロイックが殺人容疑で逮捕され、意外な真実が明らかに!

ワシントンDCの警察で刑事をしながら犯罪心理学を研究するクロスは、ノースカロライナで姪ナオミが何者かに誘拐されたと聞き現地へ。実は同地では8人の女子大生が次々に誘拐され、そのうち3人は遺体になって見つかっていた。犠牲者3人の誘拐された順序が殺された順序と異なることから、犯人の目的が殺人ではないと主張するクロス。やがて9番目に誘拐され、犯人のアジトから脱出した外科医ケイトからクロスは手掛かりを得る。

小さな田舎町に住むジョージは凡庸だが人柄が良く人気者だった。だがある日突然不思議な力を得たことで周囲の人間に疎外され……。突然天才になってしまった男の運命を静かに綴った切ない物語。

『ゴッドファーザー』3部作などの巨匠フランシス・F・コッポラが、幻想文学の鬼才ミルチャ・エリアーデの原作を映画化。人生をやり直す機会が与えられた老齢の言語学者が、切なくもまか不思議な魂の旅を繰り広げる。主演は『神に選ばれし無敵の男』のティム・ロス。共演は『コントロール』などで注目を集めるアレクサンドラ・マリア・ラーラ。正式な新作発表は10年ぶりとなるコッポラの新境地ともいうべき作品世界が楽しめる。

カッスラーの人気小説“ダーク・ピット”シリーズの中から名作を映画化したアクション作。NUMA(国立海中海洋機関)のトップ・エージェント、ダーク・ピットとアルのコンビが、広大なサハラ砂漠の脱出に挑む。

父と息子の出会い、ひとつの大陸に別の大陸から来ること。ドクは医者で、リスボンの外れに住む。そこはヨーロッパと西洋が第三世界に滑り込もうとしている場所だ。彼はアフリカでの戦争のときにかかった病に苦しんでいる。現在に幻滅し、はるか昔に失った理想をアルコールに浸して生きる日々だ。ジミーは母親と共にアメリカに住んでいる。母が死に、彼は何年も前に死んだと思っていた父からの手紙を見つける。彼は父に会いに行こうと、旅立つ。ドクとジミーはついに再会するが、お互いにかけるべき言葉はそこにあるのだろうか?

ジョン・マクティアナン監督のデビュー作。悪霊に取り憑かれた男を診察した女医が体験する恐怖を描いたオカルトホラー。ロサンゼルスの病院に勤める女医のもとに、ある晩、急患で血まみれの男が運び込まれてくる。男は錯乱状態で暴れていたが、女医が近づいた瞬間、彼女の耳元で意味不明の言葉を発し息絶える。その時から、彼女の周囲で奇妙な出来事が次々と起こりはじめ...。