クリスのアラスカでの生活と、アラスカに至るまでの道中、妹のナレーションが交互に挟まれる構成である。 裕福な家庭に生まれ、物質的に恵まれた環境で育ったクリス・マッキャンドレスは、エモリー大学を優秀な成績で卒業する。両親はハーバードのロースクールに進学することを望んでいたが、幼い頃から不和を見せつけられ、金で物ばかりを与えようとする両親に嫌気が差していたクリスは、学資預金を全額寄付し、世界の真理を求めアラスカへと旅に出る。

ハンナ、ホリー、リーの芸術家三姉妹と、二人の男性の恋愛関係を絡めながら、“人生のほろ苦さ”を描いた感動作。シニカルなのにコミカルで、でもその視点は終始温かいというアレンならではの作品。

人生はいつも長い旅路。出会いと別れ、喧嘩と仲直り、熱愛と惰性……倦怠期を迎えた結婚12年目の夫婦が今再び愛を取り戻そうと旅に出る──。

毎年仏のル・マンで開催される世界最大のカー・レースに魅せられた男たちの姿を描く。自身もレース出場経験があるスティーヴ・マックィーン主演の渾身作で、多数の有名ドライバーが特別出演している。

テキサスで窃盗犯により服役中だった男が脱獄。パトカーをカー・ジャックし、何十台ものパトカーに追跡されながら里子に出された子供の元へ暴走する……。実話を元にしたスピルバーグの劇場用初監督作品。

トルストイの同名小説を基にした戦争大河ドラマ。19世紀の帝政ロシアの末期、ロシアを巻き込んだ戦争を背景に、貴族の私生児ピエール(H・フォンダ)と伯爵令嬢ナターシャ(A・ヘプバーン)の恋愛劇を描く。 19世紀、帝政ロシア末期のモスクワ。フランス軍の侵攻がささやかれる中、貴族の私生児ピエールはロストフ伯爵の令嬢ナターシャに想いを寄せていた。そんなある日、親友アンドレイ公爵から知らせを受け、危篤の父を看取るピエール。やがて彼は、亡くなった父の莫大な財産を相続し、それを目当てに接近してきた貴族令嬢ヘレーネと結婚することに。一方、アンドレイは妊娠した妻を残して戦地へ赴くも敗戦の憂き目に遭い、負傷帰還兵となってしまう。そんな彼は、いつしかナターシャと愛し合うようになる