「アート・アニメーションの神様」として世界中のアニメーターたちから尊敬を集めるロシア人アニメーター、ユーリー・ノルシュテイン監督が1968年に発表したデビュー作。美術監督のアルカージィ・チューリンとの共作で、1920年代のロシア・アバンギャルドアートに着想を得て、ロシア革命で権力者たちが怒れる民衆に打ち倒される姿を鮮烈に描き出す。画家ジョルジュ・ブラックや詩人ウラジミール・マヤコフスキーら熱き時代のアーティストたちの作品をモチーフに、戦いに身を投じた人々の想いを再現した。