シシリーのある家で、サルヴァトーレ・ジュリアーノという若者の射殺死体が発見された。当局の調べによって、彼はマフィアの一員であったことが判明する。そして、彼の過去を調べていくうち、証人が殺されていく。1950年に実際に起こった事件を、社会派F・ロージがドキュメンタリー・タッチで綴ったマフィア映画。

1931年、大恐慌のさなかのシカゴ。アイルランド系マフィアのボス、ジョンから厚い信頼を得る腹心の幹部マイケル。ところが、それを妬ましく思うジョンの不肖の息子コナーは、マイケルの妻と次男を殺害する。長男にも危害が及ぶのを恐れるマイケルは、彼を連れて逃避行を続けながら復讐の機会をうかがう。一方、ジョンは思わぬ事態に驚くが、我が子かわいさのあまり、やむなくマイケル父子に殺し屋のマグワイアを差し向ける。

ルチオ・フルチが手掛けたギャング映画。密輸組織が暗躍するナポリの港町で、麻薬組織に因縁を持つ密輸業者の男が復讐のため立ち向かう姿を描く。新旧犯罪組織の対抗という図式ながら、ルチオ・フルチ特有の人体破壊描写も光る快作。フルチ自身もカメオ出演している。 密輸組織の拠点である港町。縄張りの拡大を目論む麻薬組織に兄を殺された密輸業者の男が復讐のため、彼らに接近。密輸組織内部に潜む裏切り者が幹部暗殺の手引きをしていたことが発覚し、やがて事態は組織全体を巻き込んだ大がかりな抗争へと発展していく…。

野球選手としての将来を嘱望されていたファン(イ・ミンギ)は、野球賭博に絡んだスキャンダルに巻き込まれ、球界を追放されてしまう。そんなファンに興味を持った釜山最大規模の暴力団組織“皇帝キャピタル”副社長のサンハ(パク・ソンウン)は、彼の凶暴さを不安視する部下たちの制止を振り払い、ファンを組織の一員に招き入れる。野心に溢れるファンは、次第に組織の重要ポストを担うようになり、ついにはトップ争いに乗り出すことを決意する。しかし、それは自身を拾ってくれた恩人であるサンハを裏切る行為でもあった。果たして、ファンが目指す先に待ち受けているものとは―。