ソウルの市内で小さな写真館を経営しているジョンウォンは難病で余命わずかの独身青年。本人も家族も、残された日々を明るく過ごそうとととするが、時折言いようのない哀しみに襲われる。そんなある日、ジョンウォンの店に交通警官のタリムが急ぎの現像を頼みにやって来た。それから毎日のように訪れるタリムと他愛のないおしゃべりを楽しむジョンウォン。ふたりは次第に心引かれていくが、思いを伝えぬままジョンウォンが入院する日がやってきた。

2001年春、2週間の休暇で帰郷したジョンは、女子大生のサヴァナと出会い恋に落ちる。しかし米軍に所属するジョンは赴任地へと旅立ち、ふたりは互いの距離を縮めるため、手紙を交わして愛を育んでいくのだが...。

カップル療法専門の熟練カウンセラーが、新たなクライアントとして迎えた若い夫婦の悩みに耳を傾けるうちに、自らの夫婦生活にも疑問を持ち始める。