才能あふれる若きボクサーが目指すのは、史上最高のファイター。妻だけが唯一の味方となるなか、共産主義政権下のポーランドを離れ、大きな夢を追いかける。

幼いころには天才卓球少女として名をはせた富田多満子(新垣結衣)は、恋愛と仕事に挫折して帰郷する。亡き母が経営していた卓球クラブは赤字に陥り、活気もなく部員もさえない面々ばかり。しかし多満子は、クラブを再建し自分を捨てた元恋人ペアを倒すため、元プロボクサーの萩原久(瑛太)とペアを組み、全日本卓球選手権の混合ダブルス部門に出場することを目指す。

1980年代初頭、映画学校に通う温室育ちの学生がひとりの男と出会う。教養豊かだが怪しげなその男と親密な関係になるなかで、彼女は撮りたい世界を見いだしてゆく。

夢の高額賞金をかけて、過酷なゲームで熱い戦いを繰り広げる旧友たち。ぶっ飛んだミッションの数々に体を張って挑みながら、友情の本当の意味を学んでゆく。