深い心の傷を負った天才青年と、同じく失意の中にいた精神分析医がお互いにあらたな旅立ちを自覚して成長してゆく姿を描く感動のヒューマン・ドラマ。ボストンに住む青年ウィルは、幼い頃から天才ゆえに周囲から孤立していた。だが、彼の才能に気付いた数学教授のランボーは、ウィルに精神分析医のショーンを紹介する。ウィルはショーンにしだいに心を開いてゆくが、彼の才能に気付いた政府機関や大企業が接近してくる。
1947年9月、プリンストン大学院の数学科に入学を果たしたジョン・ナッシュ。ひとり研究に没頭するナッシュは次第にクラスメートからも好奇の目で見られるようになる。しかし、ナッシュはついに画期的な「ゲーム理論」を発見する。やがてウィーラー研究所に採用されるが、米ソ冷戦下、彼の類い希な頭脳が暗号解読という極秘任務に利用され、次第に大きなプレッシャーに追いつめられていく…。
第二次大戦中、ナチの手から逃れるためにユダヤ人であることを隠して生きのびた、ソロモン・ペレルの実話に基づく人間ドラマ。監督・脚本は、「コルチャック先生」(脚本)のアグニエシュカ・ホランド。製作は「冬物語」のマルガレット・メネゴスと「ドイツの恋」のアルトゥール・ブラウナー。撮影はヤツェク・ペトリツキ。音楽はズビグニエフ・プレイスネルが担当。主演はドイツのテレビドラマに出演していた、本作が映画初出演のマルコ・ホーフシュナイダー、「ボイジャー」のジュリー・デルピー。
ショッキングな実話をシャーリーズ・セロン主演で映画化。夫の暴力に耐えかねて故郷に戻ってきた女性ジョージーが自分の力で子供を育てるため、炭坑で働くことに。そこで屈辱を受け、やがて彼女は集団訴訟を決意する。
小説家志望の中年教師マイルスは、離婚のショックからいまだに立ち直れないでいるダメ男。そんな彼が、大学時代からの悪友ジャックと気ままな旅に出ることに。そして、それはいつしかマイルスの自分探しの旅となる。
交通事故で昏睡状態となり、生死の境をさまよううちに幽霊となってしまった女性医師エリザベス。彼女が住んでいたマンションは貸しに出され、そこにデヴィッドという男性が入居する。彼は妻に先立たれ、傷心のうちに越してきたのだった。ところがエリザベスは自分が幽霊になっていることに気づいておらず、新たな住人となったデヴィッドを追い出そうとする。デヴィッドも想定外の事態に戸惑うが、何も覚えていないエリザベスのため、一緒に彼女の素性を探っていく。
フランシス・F・コッポラ製作総指揮によるホラー。春休みの帰省のため、車で田舎道を走っていた大学生の姉トリッシュと弟のダリー。やがて、2人の車に不気味なトラックが急接近し、執拗に追い立てはじめる。何とか難を逃れた2人は、20年以上前に同じ道を走行中に行方不明になったカップルの噂を思い出す。実はこの付近には、23年に1度、大量の人々が行方不明になるという都市伝説があり……。
フィアンセにフラれたキャリアウーマン、ジョイは(キャメロン・ディアス)は親友とともにラスベガスへ。そこで意気投合したジャック(アシュトン・カッチャー)と、いつの間にか結婚してしまう。正気に戻った2人は結婚を無効にしようとするが、そんな中カジノで300万ドルを稼ぎ、互いに大金の所有権を主張することに……。
フィラデルフィア郊外にあるコーブ・アパートの管理人として暮らす男・クリーブランド。日々の雑務に追われていたある夜、アパートのプールで何者かが泳ぐ姿を目撃する。正体を確かめようと近づいたクリーブランドだったが、誤ってプールに落ちてしまい…。