元プロボクサーの経歴を持ち、アクション俳優として中国映画を中心に活躍してきた木幡竜の記念すべき映画初主演で贈るアクション・ドラマ。激しいファイトスタイルで人気を博しながらも、ドクターストップによって心ならずも引退を余儀なくされたボクサーが、普通の社会人としての第二の人生に馴染めず満たされない日々を送った末に、危険な地下格闘技の世界に身を投じていくさまを、リアルかつ迫力のアクションとともに描き出す。共演は鎌滝恵利、今野浩喜、銀粉蝶、火野正平。監督は「くそガキの告白」の鈴木太一。

中華民国初期、辛亥革命によって清王朝が倒れたものの、西洋列強による侵略や国内の内乱で、軍閥たちによる私利私欲の争いが繰り広げられていた。登封市(現河南省鄭州市)にある少林寺の僧侶たちは、おびただしい数の犠牲者の中から、まだ息のある人々を救助していた。逃亡した敵の大将を追い、馬に乗った軍人たちが少林寺に土足で踏み込む。粗暴で傲慢な将軍で独裁者・侯杰が少林寺の中で敵の大将を無残に撃ち殺し、少林寺を愚弄して去る。しかし、腹心の部下・曹蛮の裏切りに合い、そこで流れ着いたのが、かつて独裁政権時代に愚弄した少林寺だった。

本物の総合格闘家を起用した本格的青春アクション映画。それぞれに悩みを抱える4人の若者が、闇のデスバトル「ビートダウン」に出場することになり…。