鬼才ギレルモ・デル・トロ監督が、ブラッドリー・クーパーやケイト・ブランシェットら超豪華キャストを迎えて放ったサスペンス・スリラー。ショービジネス界を舞台に、野心家の青年が味わう光と陥る闇を描いていく。
画家であり、小説家でもあるP・リドリーの初監督作品。1950年代、アイダホ。小麦畑の広がる田舎に育った8歳のセスは、ある日友達のイーブンとキムと共に一人暮らしの謎めいたイギリス人女性ドルフィンにいたずらをし、母に叱られて謝りに行かされた。鯨の骨や古いモリが飾られた異様な雰囲気の家の中で、自殺した夫の髪の毛や歯をドルフィンに見せられたセスは、たまたま父が読んでいた本からの連想で彼女を吸血鬼と思い込む。その翌日、イーブンの死体がセスの家の井戸の中から発見された……。
ロサンゼルス。部屋を探すサラは、あるアパートの見学会を訪れた。築は古いが小ぎれいな建物と、家族のように支え合っている仲の良い住人たちに好感を持ち、彼女もまた住人たちに気に入られたことから、サラはこの物件に入居を決める。理想的な新生活が始まったかに思えたが、やがて壁の配管から異音が響き、ペット禁止にもかかわらずサラがこっそり猫を飼っていることをなじる無記名の手紙が届くなど、不穏な出来事が続き……。