1942年、日本統治下にあるジャワ島レバクセンバタの日本軍俘虜収容所で朝鮮人軍属カネモトがオランダの男性兵デ・ヨンを犯す。日本語を解する俘虜(捕虜)の英国陸軍中佐ジョン・ロレンスは、ともに事件処理にあたった粗暴な軍曹ハラと奇妙な友情で結ばれていく。 一方、ハラの上司で所長の陸軍大尉ヨノイは、日本軍の背後に空挺降下し輸送隊を襲撃した末に俘虜となった陸軍少佐ジャック・セリアズを預かることになり、その反抗的な態度に悩まされながらも彼に魅せられてゆく。 同時にカネモトとデ・ヨンの事件処理と俘虜たちの情報を巡り、プライドに拘る空軍大佐の俘虜長ヒックスリーと衝突する。東洋と西洋の宗教観、道徳観、組織論が違う中、各人に運命から届けられたクリスマスの贈りものが待っていた。

第二次世界大戦の戦意高揚映画として撮影され、戦争の荒波に巻き込まれながら気丈に生きていくミニヴァー夫人とその一家の人々の姿を感動的に描き、アカデミー作品賞、監督賞、主演女優賞など6部門を受賞した名作。 1939年のロンドン郊外。明るく美しいミニヴァー夫人は、建築技師の夫と3人の子供たちと幸福な日々を送っていた。しかし、第2次世界大戦にイギリスが参戦し、長男ヴィンや使用人が出征、残されたミニヴァー夫人たちにも戦火が…。

第二次世界大戦末期のギリシャ、ロードス島。この地に進駐したナチスドイツは、考古学調査を名目に数々の埋蔵文化財を略奪。元骨董商のヘヒト少佐が指揮を執る捕虜収容所では、日々発掘が行われていた。考古学者のブレイクをはじめ収容者たちはひそかに反乱計画を練っており、ついにそのチャンスが訪れる。アメリカ人のコメディアンが連行されてきて所内の空気が緩んだ隙を狙い、大レジスタンス作戦が実行される。