今日も地球のどこかで繰り返されている、いつもの、だが驚くべき1日。朝、太陽が昇ると動物たちが動きだす。山奥の秘境でわずかに生息する野生のジャイアントパンダ、朝日を歌で歓迎するように鳴き声を上げるツル。一方、夜通し狩りを続けていたサバンナのサーバルにとって朝日は1日の終わり。カメラは陸海空さまざまな動物たちに限りなく近づき、彼らと同じ視点から、それぞれが精いっぱい生きる1日を映し出していく。

アメリカ西部の原野、ハンターのヒュー・グラスは狩猟の最中に熊の襲撃を受けて瀕死の重傷を負うが、同行していた仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしまう。かろうじて死のふちから生還したグラスは、自分を見捨てたフィッツジェラルドにリベンジを果たすべく、大自然の猛威に立ち向かいながらおよそ300キロに及ぶ過酷な道のりを突き進んでいく。

手つかずの自然が残り、自然保護区にも指定されている南フランスの国立公園。小さな虫たちは森で平和な日々を過ごしていたが、ある日、ピクニックをしていた人間が残していった角砂糖をめぐり、黒アリと赤アリの間で争奪戦が起こる。その争いに一匹のてんとう虫が巻き込まれてしまう。

森の奥にある父親の家にやって来たメアリーは、偶然森の王国に住む小さな女王に出会い、自分までもが小さくなってしまう。自然豊かな王国を守るには、王位継承の日にある花のつぼみを開花させなければならない。ところが、森を滅ぼそうとする悪の勢力がそれを阻止しようとしていた。メアリーはひょんなことから森の運命を託される。