19世紀末、ロンドン。医師トリーブスは、街の見世物小屋で象人間と呼ばれていたジョン・メリックに出会う。研究のために彼を病院で生活させるが、やがてメリックの知性と純粋な心に触れ、人間らしい交流が生まれる。<19世紀末に実在した奇型の青年の数奇な運命と、彼をとりまく人々との交流を描き世界的に大ヒットした不朽の名作。鬼才デイヴィッド・リンチは本作の成功で一躍脚光を浴びた。出演には、本作で英国アカデミー賞主演男優賞に輝いたジョン・ハート、アンソニー・ホプキンス、サー・ジョン・ギールグッドら>
1981年、北アイルランドのメイズ刑務所には、サッチャー首相により弾圧され、政治犯としての権利を奪われたIRAの囚人たちが収監されていた。ボビー・サンズを中心とした彼らは、自らの信念を貫くため、様々な抵抗を重ねたが、看守たちはそれを暴力で制圧していた。あらゆる手を尽くしても変わらない惨状に、サンズは、最後の手段として暴力に依らない抗議活動、ハンガー・ストライキの実行を決意する。
東京郊外にあった少しモダンな三角屋根の家で女中として働いていた当時の思い出を大学ノートに書き記していくタキ(倍賞千恵子)。昭和11年、タキ(黒木華)は上京し、時子(松たか子)と雅樹(片岡孝太郎)の夫婦とその息子が暮らす平井家で働き始める。優しい時子やかわいらしい息子のいるその家での穏やかな暮らしは、一人の青年(吉岡秀隆)の出現により変化する。時子の気持ちが揺れ、恋愛事件の気配が漂う中、タキはある決断をする。タキの死後、このノートを読んだ親類の健史(妻夫木聡)は、遺品の中からタキが封じ込めた秘密に関わる手紙を見つける……。
療養のためにオーベルの村を訪れたゴッホは、医師ガシェの娘マルグリットと出会う。ゴッホはマルグリッドをモデルに絵を描き始め、やがて2人は親密さを増していくが……。
サンフランシスコのチャイナタウン。理想に燃える若きブルース・リーは、武道家としても映画俳優としても上手くいかずに苦労していた。そんな中、中国の北派少林拳の達人ウォン・ジャック・マンが、アメリカのカンフーの現状を視察しにやって来る。カンフー王者を目指すリーはウォンの存在が邪魔になることを恐れ、ウォンに戦いを挑む。<1960年代のサンフランシスコを舞台に、無名時代のブルース・リーと中国拳法の達人ウォン・ジャック・マンの伝説の対決を題材に描いた伝記アクション>