意地悪でごう慢な王様クスコは、魔女イズマの恨みをかってラマの姿に変えられてしまう。城を追われたクスコと、人のいい農夫パチャによる珍道中の物語。 とにかく楽しませてくれる逸品だ。ディズニー・アニメの中ではスケールの大きさこそないものの、ノリで勝負とばかりに、はじけたキャラたちが次々とギャグを繰り出す痛快コメディとなっている。たとえば、クスコとパチャのかけ合いや、魔女イズマと家来クロンクの悪役コンビはじつによい味を出している。特にクロンクのボケっぷりは爆笑必至だ。 本作は、わかりやすいキャラクター設定に、わかりやすいギャグが満載な気持ちのよい作品。ごう慢だった王様が何よりも大切な「友情」に気づくというテーマも作品に無理なくとけ込んでいる。作品がシンプルなだけに子ども向きかと思いきや、案外このテイストは、大人の方がハマってしまうのではないだろうか?

神々の住まうオリンポス山の王ゼウスの息子として誕生しながら、死者の王ハデスの陰謀で人間になる薬を飲まされ、地上へ落とされたヘラクレス。薬の最後の一滴を残したため、怪力を失わずにすんだ彼だったが、人間界で育った彼はその超人的な力のために孤立していた。そんなある日、育ての親から出生の秘密を聞かされた彼は、神殿で本当の父であるゼウスと対面し、オリンポスに戻るには真の英雄にならなければならないと知る。

2日後に結婚する男性ダグは独身最後の夜を楽しもうと、悪友のフィルやステュ、これから義理の弟になるアランと、車でラスベガス旅行へ。ホテルのスイートルームに泊まり、一晩中ドンチャン騒ぎを続けた一行だが、翌朝目覚めるとダグの姿が見当たらない上、ホテルの室内は異様な光景に。フィルたちはダグが結婚式に間に合うよう彼を捜すが、自分たちの足跡をたどるうち、自分たちが一晩、いかにハメを外し過ぎたかを知っていく。

ロンドンに住む作曲家ロジャーと飼い犬のダルメシアン、ポンゴ。二人はとても仲良し。ある日、二人は公園でアニータという女性と彼女の愛犬、雌ダルメシアンのパディータと出会います。 彼らは互いに仲良くなり、ロジャーとアニータは結婚することになりました。もちろん、ポンゴとパディータも。 ロジャーとアニータよりも先に、ポンゴとパディータの間に15匹の子犬が生まれました。愛情を込めて子犬たちを育てていた彼らのもとに、クルエラという悪女がやって来ました。 彼女は犬の毛皮が大好きで、子犬たちを誘拐してしまいました。このままでは、子犬たちが毛皮にされてしまいます。 かわいい子どもたちを失う訳にはいかないポンゴとパディータは仲間の犬達に協力を求め、クルエラのアジトを特定することに成功します。 いざ子犬救出のためにアジトに乗り込むと、なんとそこには99匹の子犬が!全員引き連れての脱出劇が幕を開ける。

サンフランシスコで母親と2人で暮らすミアは冴えない女子高生。人前に立つことも運動も苦手で、地味で野暮ったい彼女をまともに相手にしてくれるのは親友のリリーとその兄のマイケルのみ。それでも消防署をリフォームした個性的な家で、奔放な画家の母と共に自由且つ幸せに暮らしていた。 そんなある日、ミアは、自分の亡き父フィリップが、ヨーロッパにあるジェノヴィア(架空の国、スペインとフランスの間にある小国の設定)の女王クラリスの息子であり、女王の孫である自分が唯一の王位継承者であることを知らされる。突然のことに、ミアは、事実を隠し続けて来た母にも、自分を王女としてジェノヴィアに連れて行こうとする祖母にも反発する。それでも、王位継承とは別に、王女としてのお披露目となる舞踏会に出席するために「プリンセス教育」を受けることを、ミアはしぶしぶ承諾するしかなかった。

16歳のバースディを迎えたサム。しかし姉さんの結婚式を翌日に控えた家族たちは彼女の誕生日などしっかり忘れ去っていた。朝から落ち込み気味で学校へ行ったサムだったが、片想いのジェイクには振り向いて貰えず、帰りのバスではお調子者のジムにまとわりつかれる始末。挙げ句に帰宅した家にはおじいちゃんおばあちゃんがやって来ていてイヤイヤ挨拶はしなきゃならないとは正に最悪の一日。しかしその晩は学校でダンス・パーティーが開かれており、サムもおめかしして出掛ける……。

銀行で貸し付けを担当しているバツイチ男カール・アレン。離婚して以来、私生活では友人の誘いをいつも断り、仕事ではローンの申請書に却下のスタンプを日々押し続けている味気ない人生を送っていた。ある日、親友の婚約パーティまでもすっぽかしてしまったことで友人から生き方を変えない限り、お前はひとりぼっちになると脅されとあるセミナーへ参加することになり主宰者から、意味のある人生を送るための唯一のルールは如何なることでも全て「イエス」と言うだけと説かれ「イエス」を連発していくと次第に物事が好転し始めるのだった。

今年は恒例のクリスマスパーティーをしないと決めたクランク夫妻。ツリーもなし、飾りつけもなしと決め込んだ2人に、近所の風当たりは強くなっていき...。

現代、アメリカ。古美術収集家のボーモント(ロバート・イングランド)が輸入した古代ペルシャのアフラマズダ神像が港に荷下ろし中、酒に酔ったクレーン担当者のミスで落下。作業員のひとりは像の中から深紅の宝石を見つけ、こっそり盗んだ。宝石鑑定士のアレックス(タミー・ローレン)は巡り合わせでその石を鑑定することになり、息を吹きかけた。その瞬間、魔術師によって宝石の中に封じ込められていた邪悪の化身ジンが復活。この世ではナサニエル・デメレスト(アンドリュー・ディヴォフ)と名乗り、人々の願いごとをかなえることで相手の魂をとりあげて力を蓄えるジンは、現世を支配するため自分を復活させたアレックスに3つの願いごとをさせようともくろむ。まんまとジンの罠にはまり、二つ目の願いごとまでさせられたアレックスだが、追い詰められた彼女は一計を案じ、時間を像が破壊される以前に戻すようにと三つ目の願いごとをして、ジンを再び宝石の中に封じ込めた。