南北戦争時代のアメリカ。北軍の士官として参軍したネイサン・オールグレン大尉は南軍やインディアンと戦いの中、無関係のインディアン部族を攻撃し、子供たちを撃ち、良心の呵責に悩まされ酒浸りになる。日本の実業家の大村はバグリー大佐を介し軍隊の教授職として雇いに来ていた。当時の日本は明治維新で近代国家建設のために急速な近代的軍備増強が必要だった。多額の報酬に魅せられたオールグレンは、僚友ガントとともに日本に渡り、軍隊訓練を指揮する。

イラクの戦場から帰国し、家族と再会したばかりの海兵隊のマイケル。彼は、戦死したアメリカ兵の遺体を、彼らの故郷まで移送する任務に志願する。マイケルが担当するのは、チャンスという名前の若い兵士の遺体。専門家たちによってチャンスの遺体は清められ、遺品もまた洗浄されて棺へと納められてゆく。マイケルはチャンスの家族が住むワイオミング州まで、飛行機や車を乗り継ぎ、十分な配慮のもと丁寧に移送してゆく。

イラクで恋人を失ったジャーナリストのトマス・アンダース(ルパート・フレンド)は、戦場への取材に再び赴くを決め、民族紛争に揺れるグルジアへと向かう。2008年8月8日未明、ロシアの軍事介入によって戦争が始まり、彼はロシア軍の非武装地帯への空爆を告発しようとする。しかし、世間は北京で開催中のオリンピックに目が向いており、この事態を報道しようとするメディアはなかった。