ボードに浮かび上がった指示通りの事が現実となってしまう呪われたゲーム“ジュマンジ”をめぐるパニック・ファンタジー。100年前に封印された奇妙なボードゲームを手に入れた少年アランは友だちのサリーとゲームを始める。だが、ボードのメッセージ通りの事が起きた上、アランはどこかに消えてしまった。それから26年後、売りに出されていた屋敷に移り住んできた幼い姉弟ジョディとピーターは屋根裏部屋でそのゲーム“ジュマンジ”を発見する。

ネバダの砂漠地帯にある小さな田舎町に突然出現した未知の生物。地中を自在に移動する巨大な蛇状モンスターと住民の攻防が、白昼の下で展開される。「JAWS/ジョーズ」のプロットを使った作品は数限りないが、地表を波立たせて襲い来るこのモンスターは文字通り“陸のジョーズ”で、映画の出来も本家に迫るものがある。モンスターの設定から、それを有効に生かしきったストーリーまで、とにかくアイディア豊富で、存分に楽しめる怪獣映画の快作。TVムービーによる続編「トレマーズ2」も製作された。

カリフォルニア州の砂漠地帯にある刑務所から受刑者が脱獄する。受刑者の名はアルバート・ギャンズ、強盗殺人の前科がある危険な男だ。ギャンズは共犯者ビリー・ベアと共にサンフランシスコに逃亡する。 次の日、サンフランシスコ市警察本部のジャック・ケイツ部長刑事は、同僚の刑事2人と共に非行少年が潜伏しているホテルに踏み込む。ところが、そこにいたのは非行少年ではなく、ギャンズたちであった。激しい銃撃戦となり、刑事2人は射殺されてしまう。 ケイツは、ギャンズのかつての仲間であり現在は服役中のレジー・ハモンドというチンピラから手掛かりを引き出そうとする。「ギャンズを捕まえるために自分を刑務所から出して協力させろ」と要求するハモンドに対して、48時間の期限付き仮出所を取り付けたケイツ。ハモンドは仮出所できた解放感からか、女を口説くなど軽薄な行動をするが、その度にケイツを苛立たせる。

舞台は1878年のニューメキシコ。タンストールの牧場には若き日のビリー・ザ・キッドと5人の若者たちがいた。80年代当時の若手スターが結集し、“ネオ西部劇”と呼ばれた、クリストファー・ケイン監督作品。

宇宙バイパス建設のために、ある日突然、地球は破壊されてしまう。宇宙人に救出され、最後の地球人となってしまったのは、ごく平凡な英国男性のアーサー・デント。宇宙でのサバイバル術を銀河系最大のベストセラー「銀河ヒッチハイク・ガイド」で学び、生き残りをかけて宇宙をさまよう。<伝説的SF小説「銀河ヒッチハイク・ガイド」を、原作の世界観をそのままに、空前のスケールと大胆なビジュアル・センスで完全映画化した作品。監督は、ミュージック・ビデオとコマーシャルの分野で活躍するガース・ジェニングス。脚本は、2001年に他界した原作者ダグラス・アダムス自身が執筆した幻の遺稿を採用。オリジナリティに満ちたSFエンターテインメントの傑作。>

アリス・キングスレー、19歳。美しく成長した彼女は、ある日、求婚者から逃げ出し、誤ってうさぎ穴に落ちてしまう。その地下世界は、かつて少女アリスが迷い込んだワンダーランド。だが、ワンダーランドでの記憶を失っている彼女には、この世界の奇妙な生き物たちがなぜ自分を知ってて、その期間を喜ぶのか理解できなかった。だが、彼女との再会を帽子屋(マッドハッター)ほど待ち望んでいた者はいなかった。赤の女王の独裁下で、狂気を装い生き延びてきた帽子屋の唯一の希望・・・それは、いつの日か、救世主アリスが再び現れることだったのだ。自分の手にワンダーランドの運命が握られていることを、アリスをまだ知らなかった・・・。

謎の円盤型飛行物体が地球に飛来し、事件を巻き起こす。テレビジャックにより人類にコンタクトを取ってきた「ミドリ人」と名乗る宇宙人は、巨大な脳に大きな目、骸骨のような口元の奇怪な緑色の生物だった。 見栄えばかりを気にするアメリカ大統領デイルは、政権内が穏健派と過激派にわかれる中、異星人を大々的なセレモニーで歓迎することにする。大統領の周囲は、ヒステリーな妻マーシャ、シニカルな大統領の娘タフィにお調子者の広報官ジェリー、楽観的なケスラー教授、ベトナム以来の鬼将軍デッカーという面々だった。

惑星LV-426のエイリアン殲滅後、生き残った者達は冷凍睡眠につき、宇宙船スラコ号で地球に向かっていたが謎の事故を起こす。スラコ号から切り離された脱出艇はフィオリーナ161(通称フューリー)で回収されたが、ヒックスやニュートは着陸の際に死亡、ビショップも機能を停止していた。この漂着先は流刑の星で凶悪な囚人達が戒律の元で自活的な生活をおくり、放射性廃棄物を収める鉛のコンテナを作る作業をしていた。唯一の女性であるリプリーの出現で惑星の秩序は一時乱れるが囚人頭であるディロンが事態を収拾する。そんな時、脱出艇に潜んでいたエイリアンが活動を始める。

麻薬取締局の潜入捜査官、大学の研究者、悲しみに暮れるシングルマザー。立場の異なる3人がそれぞれ、鎮痛剤オピオイドのまん延による危機に立ち向かってゆく。

前作の舞台、フューリー宇宙刑務所においてリプリーは、エイリアン・クイーンを体内に宿したまま溶鉱炉に身を投じ、永きに渡るエイリアンとの戦いに幕を下ろした。しかしそれから200年後、リプリーは軍の実験宇宙船「オーリガ」で、フューリーに残されていた血液から科学者らの手によりクローンとして再生される。その目的は、リプリーの体内に残されたエイリアン・クイーンの摘出であり、エイリアンを繁殖させて軍事兵器として利用することであった。

妻と南仏で引退生活を送る元CIAの腕利き秘密工作員クイン。彼は宿敵であるテロリスト、スタブロスの逮捕に協力するためCIAに復帰するが、判断ミスで取り逃がし、脱出不可能の孤島に送られる。そこは世界各国の有能な工作員たちが秘密裏にテロリストの情報分析を行うためのシンクタンクだった。だが、出産直前の妻が人質になったことを知った彼は島を脱出。武器スペシャリストのヤズを仲間に妻を救出するためローマへ向かう・・・。