2016年4~6月にフジテレビの「ノイタミナ」枠で放送された「甲鉄城のカバネリ」の総集編となる劇場版2部作の前編。「進撃の巨人」の荒木哲郎監督とWIT STUDIOがタッグを組んだオリジナルアニメーションで、「カバネ」と呼ばれる不死の怪物たちが跋扈(ばっこ)する世界で、生き抜くために戦う人々の姿を描いた。極東の島国である日ノ本(ひのもと)では、カバネの脅威に対抗するため、各地に「駅」と呼ばれる砦が気付かれ、分厚い装甲に包まれた蒸気機関車=「駿城(はやじろ)」だけが、駅の間を行き来することができた。ある時、蒸気鍛冶として働く少年・生駒のいる顕金駅(あらがねえき)に、前線をくぐり抜けてきた駿城の甲鉄城がやってくる。生駒はそこで、無名と名乗る不思議な少女と出会うが……。
ソマリア沖で起きた海賊によるシージャック解決の仕事を受けたバーニー・ロス率いる傭兵部隊「エクスペンダブルズ」は、身代金を用いた交渉を行うもメンバーの一人であるガンナー・ヤンセンの暴走により、激しい銃撃戦を展開することになる。海賊の殲滅には成功するも薬物依存症に陥っていたヤンセンをロスはチームから放逐することを決める。 数日後、チームのマネージャーであるツールから仕事の依頼を伝えられたロスは会合場所でチャーチという謎の男から南アメリカの小国、ヴィレーナの独裁者であるガルザ将軍の排除を依頼される。ロスはメンバーの一人であるリー・クリスマスと共に同国に偵察に赴く
第二次世界大戦末期のギリシャ、ロードス島。この地に進駐したナチスドイツは、考古学調査を名目に数々の埋蔵文化財を略奪。元骨董商のヘヒト少佐が指揮を執る捕虜収容所では、日々発掘が行われていた。考古学者のブレイクをはじめ収容者たちはひそかに反乱計画を練っており、ついにそのチャンスが訪れる。アメリカ人のコメディアンが連行されてきて所内の空気が緩んだ隙を狙い、大レジスタンス作戦が実行される。
H・G・ウェルズの古典SFをAIPが設立以来最大の巨費で映画化(「獣人島」のリメイクにもあたる)。アンドリューという青年が、難破した船から奇跡的に孤島にたどり着く。その島は、モローと名乗る科学者の巨大な実験場だった。アンドリューは、人間を獣人に変えるモローの邪悪な実験をまのあたりにするが……。
突然現われた異星からの侵略者に、地球はわずか3日で征服された。そんな中、ロス市警の刑事マークは、息子を追って自らも宇宙船に吸い込まれる。そこで彼は、脳を部品として移植されながら、なお人間としての理性を保つエイリアンの生体ロボットと出会い、その協力で内部から宇宙船を破壊することに成功する。宇宙船は内戦の続くラオスに墜落、脱出したマークら生存者たちは、現地の反政府組織のアジトに身を寄せる。