奄美大島で生活している16歳の界人と同級生の杏子。ある日、島の人々の相談を受けるユタ神様として生きてきた杏子の母イサが、難病で余命わずかなことがわかる。杏子を励ましながらも、神と呼ばれる者の命にも限りがあることに動揺する界人。そんな中、恋人のいる母・岬が醸し出す女の性に嫌悪感を抱いた彼は、衝動的に幼少期に別れた父のいる東京へと向かう。久々に父子一緒の時間を過ごして島に戻った界人だが、岬の行方がわからなくなったという知らせが飛び込んでくる。

ルパンの名を利用した偽の犯行予告状の差出人を確かめるべく、アメイタリア国副大統領の誕生パーティーに潜入したルパン。銭形警部率いる警官隊と大捕り物を繰り広げる最中、会場に乱入した謎の暗殺集団「タランチュラ」によって主催者であった副大統領が暗殺されてしまう。混乱の中、ルパンを追いつめた銭形であったが、直後にルパンの眼前で凶弾に倒れる。そしてルパンは、銭形を撃った銃がかつて自身が愛用した忘れ形見のシルバーメタリックのワルサーP38であることを知る。