世界が熱狂した伝説のバンド<クイーン>。その光と影を数々の名曲とともに描く感動のミュージック・エンターテイメント。1970年、ロンドン。ライブ・ハウスに通っていた若者フレディ・マーキュリーは、ギタリストのブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラーのバンドのボーカルが脱退したと知り自らを売り込む。二人はフレディの歌声に心を奪われ、1年後、ベーシストのジョン・ディーコンが加入。バンド名は<クイーン>に決まり、4人はアルバムを制作し、シングル「キラー・クイーン」が大ヒット。個性的なメンバーの革新的な挑戦によって、その後もヒット曲が次々に生み出され、フレディは“史上最高のエンターテイナー”とまで称されるようになる。しかし、栄光の影で次第にフレディはメンバーと対立し孤独を深めていくのだった…。

パリ郊外に位置するモンフェルメイユ。ヴィクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」の舞台でもあるこの街は、いまや移民や低所得者が多く住む危険な犯罪地域と化していた。犯罪防止班に新しく加わることになった警官のステファンは、仲間と共にパトロールをするうちに、複数のグループ同士が緊張関係にあることを察知する。そんなある日、イッサという名の少年が引き起こした些細な出来事が大きな騒動へと発展。事件解決へと奮闘するステファンたちだが、事態は取り返しのつかない方向へと進み始めることに……。

保険会社にきたバンドマンを見て、窓口係は驚愕する。以前同社を襲った強盗と瓜二つだったのだ。警察に連行された男は、無実を証明できずに……。誤認逮捕に警鐘を鳴らす傑作サスペンス。

1930年代半ばのニューヨークで、三兄弟が仕切るマフィアのテンピオ一家の三男ジョニーが何者かに殺された。ファミリーのドンで冷徹な長男レイと、気が短い次男チェズは復讐を誓い、犯人探しに奔走する。 そして、かねてから対立していたガスパーが犯人だとにらみ、彼を捕らえて訊問するが、やがて事態は思わぬ方向へ…。

大晦日のニューヨーク。今日もディーク刑事は女装して3人組の強盗を、相棒のフォックス刑事と共に捕えた。同じ日のロンドン。あるデパートがテロリストに狙われた。犯人はウルフガーと名のり、政府の植民地政策に対するテロ運動として、さらなる予告的声明を発言した。年が明け、ディークは、別れた妻でデザイナーとして働いているアイリーンを訪ね、真意を打ち明けるが、彼女は死と背中合せのディークの仕事に耐えられないと自分の気持を告げた。一方、ロンドンではウルフガーと組織の男が警察の手入れをうけるが、マシンガンで逆に反撃し逃亡した。