ストリートギャングに命を狙われている男が引越し作業中の警察署に逃げ込んできた。武装した追っ手はあっという間に建物を包囲。人員や武器弾薬もわずかな警察署は外部との通信手段も遮断され、孤立無援状態に。警部補のイーサンは獄中の犯罪者ナポレオンと組み、署内に立てこもって敵と戦うが……。ジョン・カーペンター監督が敬愛するハワード・ホークスの「リオ・ブラボー」をもとに作り上げたアクション・スリラー。

私立探偵のマイク・ハマーはある夜、クリスティナという女を拾い自分の車に乗せたが、突然3人の男に襲われて意識を失う。 気がつくと、マイクは病院のベッドに寝かされていた。秘書のヴェルダによると、マイクはクリスティナと車もろとも川に落とされ、クリスティナは死んだという。背後に何かがあると感じたマイクは、クリスティナの身辺を洗い始める。

ドイツ、ハンブルグ。トルコ移民のヌーリと結婚したカティヤは幸せな家庭を築いていたが、ある日、白昼に起こった爆発事件に巻き込まれ、ヌーリと息子のロッコが犠牲になってしまう。警察は当初、トルコ人同士の抗争を疑っていたが、やがて人種差別主義者のドイツ人によるテロであることが判明。愛する家族を奪われたカティヤは、憎しみと絶望を抱えてさまよう。

刑事のトンは、凶悪犯の追跡中に誤って少女の命を奪ってしまう。トンは自責の念に苛まれながらも犯罪組織を追うが、亡き少女の妹に組織の魔の手が迫っていた。

母はベテラン詐欺師、息子はおとなしそうだが実はケチ臭い詐欺師、そしてその息子の恋人はといえば、色仕掛けが得意なこれまた詐欺師。そんな3人の愛憎と運命とを描いたラヴ・サスペンス。

ある日、厳重に警備されているはずのスロバキアの研究施設から、強力な殺傷力を誇る生物兵器の入ったケースが盗まれた。犯人は国際的に名高い女泥棒ガリーナ。その頃、NATO工作員のジャックは家族でヨーロッパを旅行中だったが、上司からガリーナとそのケースをドイツまで護送せよとの命令を受け、彼女のもとへと向かった。そして、2人は唯一の脱出ルートである特急列車に潜り込み何とか国境越えに成功する。だが任務が無事完了したと思ったのも束の間、今度は彼女が盗んだ生物兵器を狙って凶悪なテロリスト集団が同じ列車に乗り込んでくるのだった。