巨匠ジョン・フォードが、近代化の波が押し寄せ、時代が移り変わる西部を舞台に、素朴な人間性と男の友情を詩情豊かに描く、名優ジョン・ウェイン×ジェームズ・スチュワート共演の傑作西部劇。 東部の大学で法律を学び、西部の小さな町シンボーンへやって来た青年弁護士のランスは、途中、無法者のリバティ・バランス一味に襲われて重傷を負う。牧場主で銃の名手トムとその恋人ハリーに救われたランスは、町の新聞社編集長のピーボディと協力して無法者一味に対抗することを決意する…。

牧場主ダンは、家族を養うため借金を抱え、苦しい生活を送っていた。ある日彼は荒野へ出ると、ウェイド率いる強盗団が駅馬車を襲った現場に遭遇。生存者を救出し町へ向かうと、ちょうどそのウェイドが保安官に逮捕されるところだった。3日後の午後3時10分発ユマ行きの列車でウェイドを刑務所に送ることになり、その警護役には報酬が支払われるとのことで、ダンは志願する。だが、ウェイドには多くの手下がいた。 強盗団のリーダーにラッセル・クロウ、彼を護送する平凡な市民にクリスチャン・ベイルという適役で、名作西部劇『決断の3時10分』をリメイク。相容れない2人が駆け引きを通じて絆を結ぶ様を、熱く骨太に描く。