50年代のスウェーデン。主人公のイングマル少年は、兄と病気の母親、愛犬シッカンと暮らしている。父親は、仕事で南洋の海に出かけたままずっと帰ってこない。人工衛星に乗せられて地球最初の宇宙旅行者になったあのライカ犬の運命を思えば、どんな事だってたいしたことはないと考えるのが彼の人生哲学だ。やがて夏になり、母親の病状が悪化。イングマルは一人、田舎に住む叔父の元に預けられることになる。その村の住人は、一風変わった人ばかり。街に置いてきたシッカンのことが気になるものの、男の子のふりをしている女の子・サガとも仲良くなり、毎日を楽しく過ごすイングマルだったが…。
著名人たちが愛したという伝説のテレビマンを、ジョージ・クルーニーが演じた実録ドラマ。舞台は“赤狩り”が全米を震撼させていた1953年。誰もが報復に脅えるなか、キャスターのエド・マローだけは言葉を武器に巨悪に立ち向かった。
99年に製作された実録伝記ドラマ。アップルのスティーヴ・ジョブズ、マイクロソフトのビル・ゲイツ。未来への扉をこじ開けた二人の天才に焦点を当て、パーソナル・コンピューター創成期の覇権を巡る日々が描かれる。
「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」などのヒット作を生んだフランスのジャン=ジャック・ベネックス監督が1981年に発表した長編第1作。 パリで暮らすオペラ好きの郵便配達員ジュールは、レコーディングを拒否し続けているアメリカ人ソプラノ歌手シンシア・ホーキンズのリサイタルを訪れ、高性能録音機で歌声を隠し録りする。翌日、娼婦が2人組の男に殺害される事件が発生。被害者は事件の直前、偶然通りかかったジュールのバイクのバッグに、闇組織の秘密を暴露したテープを隠していた。テープの行方を追う殺し屋と、シンシアの音源を狙う台湾人2人組からも追われる状況に陥ったジュールは、謎めいた男セルジュとベトナム人少女アルバの助けを借りて逃亡するが……。