米国の新聞社のフランス支社が発行する雑誌『フレンチ・ディスパッチ』。米国出身の名物編集長アーサーが集めた一癖も二癖もある記者たちの手による、ユニークでバラエティに富んだ記事の数々で世界的に人気を博していた。ところが、そのアーサーが急死してしまい、彼の遺言によって雑誌は廃刊となることに。そんなアーサーの追悼号にして最終号も、いずれ劣らぬ個性的で魅力的な記事が誌面を賑わしていくのだったが…。