1941年12月。日本軍は真珠湾攻撃に成功したのに続き、中国の上海を攻撃するように。11歳の英国人少年ジムは、日本の“ゼロ戦”のパイロットになるのが夢だったが、戦火を逃れて脱出を図るものの両親とはぐれてしまい、日本軍に捕まって強制収容所で暮らすことに。そこで厳しい管理下に置かれるが、ジムはめげずに、たくましく成長していく。大きな歴史の激動はなおも続き、ジムもそれに巻き込まれていく。
1950年代後半。宇宙計画でソ連に遅れをとったアメリカは、マーキュリー計画を実現させるべく、急遽7人のパイロットを選出。新世界へと旅立つヒーローとして、彼らの前途は約束されてはいたが、ロケットも未完成の計画は無謀といえるものであった。その一方で、初めて音速の壁を破った伝説のテスト・パイロット=チャック・イエガーは、自らの手で大空へ挑戦し続けていた。
ヨーロッパ人による植民地戦争が激化する18世紀半ばの建国直前の新大陸アメリカを舞台に、インディアンに育てられた白人青年の愛と友情を描く。ジェイムズ・G.ロビンソンの小説をマイケル・マン監督が映像化した感動作。
16世紀末の英国が舞台の歴史ロマン大作。女王の愛を受けた貴公子オルランドは不老不死となり、その後400年にわたって世界を駆け抜ける。ヴァージニア・ウルフの原作を独創的アイデアで映画化。
1984年、国はリーダー的存在であるビッグ・ブラザーのもとに全体主義を敷き、他国と戦争を繰り返していた。ウィンストンの勤務する記録局では、過去から現在までの記事や文書など事実に至るものまで国家の意向で修正、削除し、国民への情報操作に余念がない。市民レベルにおいても警察が厳格に取り締まり、個人の自由が制限されていた。そんな中、ウィンストンはいつしか国家体制に疑問を抱き始める。ある日、若い女性ジュリアと出逢うウィンストン。やがて、2人は恋に落ちるのだが…。
都市伝説について研究している大学院生のヘレンは、黒人居住区に伝わる「キャンディマン」の伝説を調査していた。「キャンディマン」とは、鏡の前でその名前を5回唱えると現れ、名前を呼んだ者を右腕に取り付けた鉤爪で殺害するという、伝説の殺人鬼であった。 その伝説に懐疑的だったヘレンは、面白半分に鏡の前で「キャンディマン」の名前を5回唱えてしまう。それを境に、彼女の周囲で奇怪な殺人事件が次々と起きるようになる。
大統領の友人がクルーザーの中で一家皆殺しにされる。CIA情報担当副長官ジャック・ライアンは、被害者が麻薬組織の金の洗濯係だったことを突き止めた。大統領は密かに組織への攻撃を補佐官に命令する。 CIA作戦担当副長官は密かに特殊部隊をコロンビアに送り込む。麻薬王の情報係コルテズはボスの地位を乗っ取るため補佐官に取引を持ちかけ、攻撃の中止を約束させる。 それを知ったライアンは見殺しにされようとしている隊員たちを救うために現地に向かうが、全ては彼のせいだと聞かされているCIA工作員クラークが殺害命令を受けて待ち構えていた。