マンハッタンのミッションスクールに通うジムたちは、バスケットボールに夢中な無垢な不良少年であったが、教師である神父にいじめられたのをきっかけにドラッグを始めてしまい、やがて退学、泥棒、ホームレス、果ては殺人と、彼らを破滅の道へと招いていく…。 ジム・キャロルの実体験にもとづく全米ベストセラー青春文学『マンハッタン少年日記』の映画化。レオナルド・ディカプリオが堕ちていく純粋な少年を迫真の演技で体現している。全体的に乾いたシンプルな演出が施されており、ウェットなセンチメンタルになることを巧みに避けているのが、逆に悲劇のリアリティを高めている。共演もマーク・ウォールバーグなど、後にブレイクした若手俳優が多数出演。(的田也寸志)

18世紀を代表する仏文学者、マルキ・ド・サド侯爵の晩年を描いたドキュメンタリー。猥褻文書の罪で監禁、ますます執筆活動にのめりこむサド侯爵と、その著書に翻弄された人々をユーモアたっぷりに描いた真実の物語。

幼い子供たちを受け持つ元気教師のボビー・クロス。一見すると自由奔放だが、必死になって前向きに生きる彼女が見つける幸せの形を描く。マイク・リー監督、サリー・ホーキンス主演のポジティヴ・ムーヴィー。

10歳の少女ジェライザ=ローズは、元ロックスターでジャンキーのパパと同じく、ジャンキーのママと共に暮らしいていた。ある日、オーバードーズでママを亡くしたパパとジェライザ=ローズは、バスに乗ってテキサスにあるお祖母ちゃんの家を目指す。<悲惨な現実を生きる少女ジェライザ=ローズが、少女ならではのイマジネーションを使って、奇妙で不可思議な冒険を繰り広げるファンタジー。アメリカの人気作家ミッチ・カリンの「タイドランド」を、テリー・ギリアムが奇想天外なギリアム版「不思議の国のアリス」に仕上げた。>

イギリスで実際に行われている青少年向け課外活動「デューク・オブ・エディンバラ・アワード」を題材に、謎のハンターに命を狙われた4人の若者の奮闘を描いた青春ブラックコメディ。 サウス・バイ・サウスウエスト映画祭2019でミッドナイト部門観客賞を受賞した。スコットランドの自然豊かなハイランド地方へ課外活動にやって来た3人の問題児と1人の優等生。広大な丘陵地帯のど真ん中に置き去りにされた彼らは、キャンプをしながら徒歩で目的地までたどり着かなければならない。地図を頼りに歩き始める4人だったが、正体不明のハンターが彼らを付け狙っており……。 Amazon Prime Videoで2020年8月28日から配信。