学校でも家庭でも問題児となっていた8歳のイシャーン。勉強が苦手な彼は代わりに空想が好きだった。近所の年上の男の子を取っ組み合いの喧嘩をしたイシャーンは、父親に次に問題を起こしたら寄宿学校に入れると言われてしまう。 すこぶる悪い点数のテストを両親に見せられずサインをもらえなかった彼は、授業をサボってしまう。欠席届を出さないといけなかったため、兄のヨハンに書いてもらう。しかしある日、その欠席届が父に見つかってしまう。約束を守れなかったイシャーンに対して激怒した父は、友人のコネを使いすぐにイシャーンを寄宿学校に転校させる。 学校にはいままでよりさらに厳しい先生たちがいたうえ、家族に会えない寂しさが募り、イシャーンにとって非常に辛い環境だった。とうとう完全にふさぎこんでしまうイシャーンだったが、ちょうどその時、臨時で新しい美術の先生ニクンブ が赴任してくる。 ニクンブはイシャーンの様子を見て、彼は失読症であることを見抜くが…。

第二次世界大戦末期、ポーランド。反ソ派テロリストのマチェック(チブルスキー)は、ソ連から来た共産地区委員長暗殺の指令を受ける。しかし、誤って別の男二人を殺してしまう。「世代」「地下水道」に続くワイダの戦争三部作。モノクロの画面の中、虫けらのように儚く消えてゆく青年の命。その空しい死に様は、観る者を絶句させずにはおかない。

 子供たちの無表情な顔と衝撃的なラストで印象的だったSFホラー「未知空間の恐怖/光る眼」の続編。但し前作のその後を描いている訳ではなく、大幅なアレンジを施したリメイク作。国連が全世界の学童を対象に行なった知能検査の結果、超人的な能力を持った少年少女が全世界に6人いる事を知った科学者たちは彼らをロンドンに呼び研究を開始する。そして彼らの母親の全てが男性との性交渉をしていないにも拘らず彼らを生んでいた事が分かり、学者たちは驚きの表情を隠せないでいた。そんな時、彼らの能力に気付いた各国はその力を国家的に利用しようと子供たちを急遽帰国させようとする。しかし子供たち6人は突然集まり始め、廃虚と化した教会に女性の人質を取って篭城を始めるのだった……。