ヘンリー・ヒル、1943年ブルックリン生まれ。大物ギャング、ポーリーのアジトで育った彼は、物心ついた頃からマフィアに憧れていた。やがて念願の"グッドフェローズ"の仲間となり、"強奪"専門のジミー、野心旺盛なチンピラ、トミーと共に犯罪に犯罪を重ねていく。が、麻薬に手を出したことから育ての親、ポーリーに見放され、さらにジミーたちが起こした600万ドル強奪事件を追うCIAの捜査の手もヘンリーに迫る。

1950年。第二次世界大戦の終結による満州国の崩壊と国共内戦の終結により、共産主義国である中華人民共和国の一都市となったハルビン駅の構内。5年間にわたるソビエト連邦での抑留を解かれ、中華人民共和国に送還された「戦犯」達がごった返す中で、列から外れた1人の男が洗面所で自殺を試みる。男は監視人の手により一命を取り留めるものの、薄れ行く意識の中で幼い日々の頃を思い出していた。この男こそ清朝最後の皇帝にして満州国の皇帝、「ラスト・エンペラー」と呼ばれた愛新覚羅溥儀その人であった。

南アフリカ、1893年。ただ白人では無いことを理由に一人の青年紳士が列車の一等車から放り出され、この人種差別に青年は激しい怒りを覚えた。青年の名はモハンダス・K・ガンジー。ロンドンで法律を学んだ彼はインド人商社の顧問弁護士として南アフリカのダーバンへ渡って来たのだ。彼はインド人移民に呼びかけて身分証明カードを焼き拾てることを提唱する。

ハリウッド黎明期に一世を風靡した喜劇コンビ、ローレル&ハーディの晩年を描く。黄金時代は遥か昔に過ぎ去って忘れ去られ、体力も衰えた二人の間には亀裂が生じていた。最後と決めて出かけたヨーロッパツアーだったが、往年のファンたちの前で公演を重ねるうち、お互いの大切さを再確認し舞台への情熱を取り戻していく・・・。