ヨーロッパの小国カリオストロ公国。ニセ札の噂が絶えないこの国へやって来たルパンは、悪漢に追われるひとりの少女クラリスを助けるが、彼女は再び連れ去られてしまう。実はカリオストロ公国・大公家のひとり娘であったクラリスは、強引に結婚を迫るカリオストロ伯爵によって城に幽閉されていたのだ。ルパンは既に城内に忍び込んでいた不二子の手引きで城に潜入するのだが…。
真面目だけが取り柄の気弱な銀行員スタンリー。楽しみといえば往年のアニメを見ることくらいで、恋人もできずに冴えない日々を送っていた。そんなある夜、スタンリーは川で奇妙な仮面を見つける。自宅に持ち帰り顔に当ててみると、本人とは正反対のワイルドな男“マスク”に変身してしまう。風のように町へ飛び出した緑色の怪人“マスク”は、普段スタンリーを冷笑してきた人々に次々と仕返しをしていく。
5話の短編で構成されたオムニバスのホラー映画。1950年代のECコミックに代表される、20世紀中盤に隆盛を誇った“ホラーや犯罪物語を題材としたアメリカン・コミックス”の再現を作品全体のテーマとしている。スティーヴン・キングがオリジナル脚本を書き下ろし、製作陣には『ゾンビ』他の監督ジョージ・A・ロメロ、特殊メイクアーティスト、トム・サヴィーニなど数多くの著名人が名を連ね、キング本人とその息子ジョー・ヒル、サヴィーニは俳優としても出演している。
パソコン少年のゲイリーとワイアットは、女の子にモテない高校生。ある日二人は、理想の女性像のデータをコンピュータにインプットした。なぜかそこへカミナリが落ち、コンピュータの中から当の女性が飛び出してくる。リサと名付けられた彼女は、二人の尻を叩いて、自信に溢れる魅力的な青年に仕立て上げていく……。
有名法律事務所の見習い弁護士テスに訪れた一世一代のチャンス。それは、廃業寸前の動物園‟ドンサンパーク”の経営をわずか3ヶ月で立て直すことだった。客はおろか動物すらほとんど残っていない動物園を救うため、新園長に赴任したテスの崖っぷちの打開策はスタッフたちが動物に扮装して勤務するという奇想天外なものだった。ホッキョクグマ、ライオン、キリン、ゴリラ、ナマケモノの着ぐるみに身を包み偽装勤務を始めたドンサンパークの5人組。黙っているのは基本で、首や肩こりに悩まされながらの奮闘が続く中、のどが渇いたテスはホッキョクグマに扮装していることを忘れて観客の前でコーラを飲んでしまう...。
売れっ子アニメーターのスチュは、人気キャラ“モンキーボーン”の生みの親。だが仕事には辟易していた。そんな彼が、ある日事故に遭遇。昏睡状態から覚めると、空想の産物であるはずのモンキーボーンが現れる。