名探偵シャーロック・ホームズを、飲んだくれのただのアホとし、実は、ワトソンが全てを賄っていたという、奇想天外な設定の元に繰り広げられる事件を描いた珍説コメディ。

名探偵ホームズも93歳の老人となり、海辺の家で静かな日々を過ごしていた。しかし、その一方で30年前のとある事件が頭に引っ掛かっていた。それは死んだ子供たちと会話しているという女性の調査だったが、いつしか彼女による夫の殺害計画の疑惑が浮上した果てに、ホームズの失態で未解決となって自身も探偵引退を余儀なくされたのだった。ある時、日本への旅行で事件解決のヒントを得たホームズは、10歳になる家政婦の息子ロジャーを助手に事件を再捜査していく。

1891年。重度のコカイン中毒に陥った名探偵シャーロック・ホームズ(ニコル・ウィリアムソン)は、宿敵モリアーティ(ローレンス・オリヴィエ)を倒す妄想に捕らわれていた。ホームズを案じた親友のワトソン博士(ロバート・デュヴァル)は、精神分析の創始者ジグムント・フロイド(アラン・アーキン)の手を借りるため、魔都ウィーンへホームズを連れ出す。フロイドによって正常に戻ったホームズは、令嬢の誘拐事件を追う……。

代々獣犬の伝説が言い伝えられていたイギリス郊外にあるバスカヴィル家の領主・チャールズ卿が変死。死体の側には、彼のつま先だけの足跡と巨大な犬の足跡が残されていた。

名探偵として名声を欲しいままにしていたホームズとワトソン。そんなホームズは自身のサプライズ誕生日パーティーにて偶然モリアーティ教授からの脅迫状を発見する。そこには女王の殺害予告が書かれていて…プロレスラーとの突然の決闘や女王の殺害未遂を乗り越えながら、天才的なひらめきで彼らはこの難事件を解決できるのか?