シシリーからアメリカに移住し、一代で財を成したドン・コルレオーネ。三男のマイケルはひとり堅気な人生を送ろうとしていたが、敵対するファミリーにドンが襲われ重傷を負った時、彼は報復を決意する。そしてニューヨークは抗争の場と化していった……。

イングランド王の圧制に家族を殺された、スコットランド人のウォーレス。愛する家族の仇を討つため、多くの民衆とともに立ち上がった……。中世スコットランドに実在した、伝説のヒーローの激闘を描いた歴史スペクタクル・アクション。

朝の宝石店ティファニーの前でデニッシュを食べる娼婦のホリーは、引っ越してきたばかりの駆け出し作家ポールと出会う。酔っぱらいから逃げて部屋へ来て、 眠り込んでしまった彼女にポールは興味を抱く。

舞台はマヤ文明の栄える中央アメリカの密林地帯。平穏な生活を営む狩猟民族の集落を、マヤ帝国の傭兵部隊が襲撃する。そして拉致連行された村民たちを待っていたのは、見たことのないような先進的な文明を持つマヤの都だった。そして彼らは、何故自分たちがここに連れてこられたのか、《衝撃の真実》を目の当たりにすることになる・・・!セリフは全編マヤ語を用い、キャストも映画未経験の現地人を採用するなど、徹底的にリアリティを追求。また、今なお謎の多いマヤ文明の都市や風俗、そして想像を絶する残酷な祭祀の一部始終を、徹底した調査を元に造営された巨大な都市のセットと最新のCG技術を駆使し見事に再現。その圧倒的スケールの映像世界は全米の批評家たちにも絶賛され、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞などで数々のノミネーションを獲得した。そして、縦横無尽にジャングルを駆け巡り繰り広げられる迫真のサバイバル・アクション・シーンは、息をも付かせぬスピード感と臨場感で観る者の心拍数を極限まで上昇させる!

17歳のレイ・チャールズ・ロビンソン(ジェイミー・フォックス)は、バスでシアトルに向かおうとしていた。黒人はバスの席が隔離されていた時代に、目の見えないレイはバスの運転手にバカにされ、暴言を吐かれる。

コルレオーネ・ファミリーを描いた壮大なドラマの最終章。ファミリーのドンとなったマイケルは、バチカンの加護を得て一切の犯罪から手を引くことを宣言した。だが後継者に甥のビンセントを立てたことから内部抗争に火がついてしまう。自身も病に蝕まれるマイケルは何とか事態の収拾を図ろうとするのだが……。

ソビエト連邦崩壊前のウクライナに生まれ、少年時代に家族とともにアメリカに渡ったユーリー・オルロフ。ニューヨークで両親が開店したレストランで働くユーリーはある時、ギャング同士の銃撃戦を目撃したことをきっかけに、弟のヴィタリーと2人で武器売買の事業を始める。危険と隣り合わせの裏社会で天性の才覚を発揮し、世界有数の武器商人へと成長していくユーリー。しかし、そんな彼にインターポールのバレンタイン刑事が迫ってゆく。

奇才テリー・ギリアムが描く、ファンタスティック・コメディ。過激なトークで時代の寵児として君臨したスーパーDJのジャック・ルーカスは、放送中に発した不用意な言動がもとで忌まわしい事件を誘発し、奈落の底へ転落する。また、教授だったというヘンリーは、3年前のある悲劇的事件に見舞われてから人が変わり、過去を捨ててホームレスとなった。共に精神に深い痛手を負った男達は、ニューヨークの底辺で出会い、奇妙な友情で結ばれる……。

1938年4月、少女レギーナと母イエッテルはナチスの迫害を逃れるため、故郷のドイツを後にし、先にケニアに渡っていた父ヴァルターのいるロンガイの農場へとやってきた。ドイツでは弁護士をしていたヴァルターもここでは農場で働く一介の労働者。予想を超える過酷な生活に、お嬢様育ちのイエッテルは耐えられず弱音を吐いてばかり。一方ヴァルターは、欧州情勢の悪化に、残してきた父や妹の安否が不安でならない。そんな2人を尻目に、レギーナは料理人のオウアやケニアの子どもたちとすぐに仲良くなり、アフリカの大地でたくましく成長していく…。

1963年のブロンクスを舞台に、徒党を組む若者たちの姿を描いた青春映画。イタリア系非行グループ“ワンダラーズ”を主役に、中国人や黒人など多様なグループが登場し、抗争や連帯といった群像劇が綴られるが、ストーリーの起伏には大きく欠ける。後半登場する暴力グループ“ダッキー・ボーイズ”の不気味さに、P・カウフマンの前作「SF/ボディ・スナッチャー」(78)のタッチが見られる。

無謀な映画監督が冒険映画撮影のため、幻の孤島へ向かう。そこで彼らを待ち受けていたのは、巨大なキング・コングだった。1933年製作の特撮映画の金字塔を、ピーター・ジャクソン監督がリメイクしたアドヴェンチャー作品。