黒澤明監督が、ゴーリキイの同名戯曲に材をとり、脚本の小国英雄とともに舞台を江戸の場末の棟割り長屋に移し社会の底辺に生きる人々の人生模様をユーモアも忘れずに描いた辛口群像劇。物語のほとんどが長屋の中で展開されていながら観客を飽きさせない脚本に感服。

1938年4月、少女レギーナと母イエッテルはナチスの迫害を逃れるため、故郷のドイツを後にし、先にケニアに渡っていた父ヴァルターのいるロンガイの農場へとやってきた。ドイツでは弁護士をしていたヴァルターもここでは農場で働く一介の労働者。予想を超える過酷な生活に、お嬢様育ちのイエッテルは耐えられず弱音を吐いてばかり。一方ヴァルターは、欧州情勢の悪化に、残してきた父や妹の安否が不安でならない。そんな2人を尻目に、レギーナは料理人のオウアやケニアの子どもたちとすぐに仲良くなり、アフリカの大地でたくましく成長していく…。

ロンドンの新聞社に勤めるアイリスは、元恋人の婚約発表現場に居合わせることになり、ショックで落ち込んでいた。一方、ロサンゼルスで映画の予告編製作会社を経営するアマンダは、同棲中の恋人と派手にケンカ別れしたばかり。それぞれ傷心を抱えた2人は、“ホーム・エクスチェンジ”のwebサイトを介して知り合い、クリスマスホリデイ期間だけお互いの家を交換して、異国の地で心のリフレッシュを図ることにする。

不思議な力を持つ高校生たちが共に魔女として活動することに。だが、魔術が思いもよらない事態を引き起こしてしまい...。カルト的な人気を誇る「ザ・クラフト」の続編。

寄宿学校の夏休み。14歳の多感な少女アリスは両親の待つ田舎の実家に帰省した。パパとママとの久々の再会も、今のアリスにはどこか気まずく窮屈なものでしかなかった。鏡を見ればふっくらとした豊かな胸がそこにはあった。町へ出れば男たちは大人びた自分の体に好奇の目を向けてくる。心と体の変化に戸惑うアリス。そんなある日、アリスは父の製材所で働くジムと出会い、その逞しく魅惑的な青年に惹かれていく。ジムを物陰から見つめ、彼と恋人とのキスを盗み見ては言いようのないいらだちを覚える。アリスの感情は次第に抑えようのないものとなっていき……。

結婚式会場に向かう途中の男性が、偶然出会った女性に心を奪われてしまい……。そんな恋のハプニングを描いた、サンドラ・ブロック、ベン・アフレック主演作。果たして彼が生涯の伴侶に選ぶ女性は。