9年前に列車の中で出会って惹かれ合い、再会を約束するも果たせなかった米国人ジェシーとフランス人のセリーヌ。9年後、ついにパリで再会した二人に残された時間は85分。リアルタイムで進行する恋の結末が気になるロマンス作。

病室の清潔な白いベッドの上で、アリシアは事故で昏睡状態となり深い眠りの中にいた。だが、彼女はひとりではない。看護士のベニグノが、4年間、眠り続ける彼女の髪や爪の手入れをし、体を拭き、クリームを塗り、服を替える。彼女に日々の出来事や感動的な舞台や映画について語りかけるベニグノは、他人からは解らなくとも、2人の間に確かなコミュニケーションの存在を感じている。  一方、女闘牛士であるリディアもまた、競技中の事故によって昏睡状態で入院していた。彼女の恋人であるアルゼンチン人のマルコは、突然の事故に困惑し、彼女の傍らで泣き、ふさぎこんでいた。  互いの境遇を語り合ったベニグノとマルコの間には、いつしか厚い友情が生まれていった。 ベニグノの盲目的とも言える揺ぎない愛は、誰も予想だにしなかった悲劇と奇跡を招き、それぞれの運命を大きく変えてゆく・・・。

ディズニーを代表するキャラクターであるミッキーマウスを主人公にした短編アニメーション。1928年に製作された「ミッキーマウス」シリーズの第1作『蒸気船ウィリー』を思わせるクラシックなモノクロ映像と、最先端技術を駆使した映像が融合する中、ミッキーマウスのユーモラスでスリリングな活躍が映し出されていく。『カーズ』シリーズなどのジョン・ラセターが製作総指揮を担当、彼の指示によってアーカイブに保存されているウォルト・ディズニー本人の音声を抽出してミッキーマウスの声が創造されている。なお本作は、『アナと雪の女王』の同時上映作品となっている。

ハリウッドのスター、ボブ・ハリス(ビル・マーレイ)はウイスキーのCM撮影のために来日し、滞在先のホテルへと向かっていた。ホテルで出迎える日本人スタッフに軽く挨拶をし部屋に入るとアメリカの妻からファックスが入る……。

19世紀の半ば、スコットランドからニュージーランドへ写真結婚で嫁ぐエイダ。旅のお供は娘のフロラと一台のピアノ。エイダは6歳の時から口がきけず、ピアノが彼女の言葉だった。夫のスチュアートはそのピアノを重すぎると浜辺に置き去りにし、原住民に同化している男ベインズの土地と交換してしまう。ベインズはエイダに“ピアノ・レッスン”をしてくれればピアノを返すというが……。

イギリスのとある街にある工場で働くハンナは、働き者ではあるが誰とも口を利かず、孤独な毎日を送っていた。彼女の過去は誰も知らない。時々どこかに電話をかけるが、相手が出ても何も話さずに切ってしまう。全く休まないハンナを見た上司は、彼女に無理にでも休暇を取るように勧め、ハンナはある港町にやって来る。しかし休暇など欲しくなかった彼女はとりたててすることもない。 そんな時に入った中華料理屋で、至急看護師が欲しいと携帯で話す男を見かけ、ハンナは自分は看護師だと告げる。ある海底油田掘削所で火事が起こり、重傷を負った男性を看護する人が必要だという。ハンナはすぐにヘリコプターで採掘所に向かう。 患者のジョゼフは重度の火傷を負っており、さらに火事のせいで一時的に目が見えなくなっていた。火事の時、ある男が火の中に飛び込んで自殺したが、ジョゼフは彼を助けようとして重傷を負ったとハンナは聞かされる。 ハンナは黙々とジョゼフを看護する。ジョゼフは時には強引に、時には冗談を交えて何とかハンナ自身のことを聞き出そうとする。そんなジョゼフや、採掘所で働く心優しいコックのサイモンに、徐々にハンナは心を開いていく。

23歳のアンは、母親の家の裏庭にあるトレーラーハウスで失業中の夫と幼い2人の娘と暮らし、時間に追われる忙しい毎日を送っていた。だがある日、彼女は突然腹痛に襲われて病院に運ばれる。そして検査の結果、医師から余命2ヵ月の宣告を受ける。若さのせいでガンの進行が早く、すでに全身に転移してしまっていた。アンはこのことを誰にも打ち明けないと決意し、ノートに死ぬまでにしたいことを書き出していった。それはちょうど10項目になった。そしてその日から、彼女はその秘密のリストを一つずつ実行していくのだった…。

『ルーム321/お客様は魔女』新米ベルボーイのテッドが呼ばれた部屋では、妖しい魔女たちの儀式が行われていた。『ルーム404/間違えられた男』氷を届けに来たテッドは、中年男からいきなり拳銃を向けられる。『ルーム309/かわいい無法者』テッドはラテン系のヤクザ夫婦から悪ガキ姉弟の世話を頼まれて…。『ペントハウス/ハリウッドから来た男』高級車と小指をかけたトンデモない賭けに巻き込まれたテッドの運命は!?