香港の刑事クーンはブロンクス在住の叔父ビルの結婚式に訪れた。叔父は経営しているスーパーを売りに出し、エレインという女性が買い取った。クーンは叔父の新婚旅行中、叔父のアパートを借りることになったが周辺には暴走族が徘徊していた。そんなある日、店内で暴走族が万引きをし、注意した店員が殴られるのを見たクーンが撃退したが彼らから目を付けられることになる。

“テクノ”と呼ばれる人型ロボットが、一般家庭にまで普及した未来世界。茶葉の販売店を営むジェイク、妻のカイラ、中国系の幼い養女ミカは、慎ましくも幸せな日々を送っていた。しかしロボットのヤンが突然の故障で動かなくなり、ヤンを本当の兄のように慕っていたミカはふさぎ込んでしまう。修理の手段を模索するジェイクは、ヤンの体内に一日ごとに数秒間の動画を撮影できる特殊なパーツが組み込まれていることを発見。そのメモリバンクに保存された映像には、ジェイクの家族に向けられたヤンの温かな眼差し、そしてヤンがめぐり合った素性不明の若い女性の姿が記録されていた……。