アクションスター、リュー・チャーフィの代表的作品。少林寺出身の伝説的達人・劉裕徳をモデルに描かれるカンフー映画で、三十六番目の房の創設を志す主人公の成長を描く。 17世紀の中頃の中国。明朝を倒し、中国全土を制圧しようと企んでいる清王朝の将軍ティエン・タは、横暴きわまりなく、民衆を苦しめていた。その頃、明の復興運動が盛り上がり、正義感に燃える若者リュー・ユテを中心人物とした地下組織が結成されていた。野心に燃えたリューは、仲間たちと清の暴政に対する抵抗運動に励むが、その運動が発覚し、父が殺されてしまう。悲しみに沈むリューは、武道を習得するため少林寺へと旅立つ。

伝説のアクションスター、ブルース・リーが無敵のヒーロー、陳真(チェン・チェン)を演じ、リーの人気を決定づけた傑作カンフーアクション。実在した武道家・霍元甲の弟子を主人公に描いた抗日英雄譚で、リーの前作「ドラゴン危機一発」の記録をアジア各国ですべて塗り替える大ヒットを記録した。20世紀初頭の上海。霍元甲の弟子チェンは師匠が急死したことを知り、霍元甲の道場・精武館に帰ってくる。師匠の死が日本人による暗殺だと知ったチェンは、復讐を果たすべく決死の戦いに身を投じる。

“黄金の右”と呼ばれるサッカー選手ファンは、チームメイトのハンが持ちかけた八百長試合に荷担したことがきっかけで自慢の脚を折られてしまった。夢半ばで諦めざるを得なかったファン。それから20年、ファンは、いまやサッカー界の首領として君臨するハンの雑用係にまで落ちぶれていた。そんなある日、ファンは街で不思議な青年シンと出会う。少林拳を信奉する彼は、くず拾いをしながら道行く人に少林拳を説いて回っていた。ファンはふとしたことからシンの超人的な脚力を見抜き、自らがなし得なかった夢をシンに託すべく、彼にサッカーを教え込むのだった。

元アメリカ特殊部隊隊長メイトリクスは退役し娘と山小屋で平和な日々を送っていた。ある日かつての部下達が次々と殺害され愛娘までも拉致されてしまう。娘の命と引き換えに過去の作戦で政変を起こした国の大統領暗殺を強要されるが、メイトリクスの狙いは敵の殲滅と娘の奪還のみだった。殺戮マシーンと化したメイトリクスの一人世界大戦が孤島バルベルデで強引に開始される。

台湾の漁村で手紙の入ったガラス瓶を拾った美少女。手紙の男を探し出そうと飛行機に乗り……。ジャッキー・チェンが香港に戻って製作した、新境地のロマンティック・アクション・コメディ。

「男たちの挽歌」で香港ノワールブームを牽引したチョウ・ユンファがハリウッド進出を果たしたハードアクション。同作で監督を務めたウーが製作総指揮を手掛け、米国製作ながら“香港ノワール”の雰囲気たっぷりの作品となった。共演はオスカー女優、M・ソルヴィノ。当時彼女が交際していたクエンティン・タランティーノが熱烈な香港映画ファンで、撮影現場に何度も陣中見舞いに来たというユニークな裏話も。後に「トレーニング デイ」「イコライザー」シリーズなどを手掛けるA・フークアが本作で監督デビュー。 極悪非道なチャイニーズ・マフィアのボス、ミスター・ウェイに家族を狙われ、命じられるままに殺しを繰返す凄腕のヒットマン、ジョン・リー。ある日、ウェイの息子が警察に射殺され、その報復としての殺しの依頼がジョンの元へ舞い込む。ターゲットはウェイの息子を射殺した刑事ではなく彼の幼い息子。しかも「刑事の目前で暗殺せよ」というこれまでにない残忍なものだった。引き金に掛けられた指を震わせ、全身を膠着させるジョン。非常なる裏社会へ身を投じながらも、心を持った殺し屋は、そのとき組織との闘いを決意する。

香港で健康器具のセールをしている中年男バック。孤児院で育ちいまだ独身のバックの取り柄といえば、小さい頃からやっていたクンフーと、事件を事前に察知する不思議な予知能力。ある日、バックはそれらを武器に銀行強盗を阻止、一躍ヒーローとなった。そんなバックのもとに見知らぬ男が現れ、バックの父が韓国で死の床にふせっていると告げる。さっそく韓国へ飛んだバックを待っていたかのように父パクはいくつかの謎を残して死んでしまう。バックは謎を解明すべく今度はトルコへと向かうが、そこで初めて自分がとんでもない国際的陰謀の渦中に放り込まれていることに気づくのだった……。

15歳のCIAエージェントが大活躍するコメディタッチのスパイ・エンターテインメント。主演はTVから人気に火がついた『マイ・ドッグ・スキップ』で評価の高かったフランキー・ムニッズ。また、第2のブリトニー・スピアーズと言われているアメリカのティーンに大人気のヒラリー・ダフも本作でスクリーンデビューをしている。「007」シリーズを意識して製作された衣装やアイテムは懐かしさの中にオリジナリティあふれる新しさも盛り込み、広い年齢層に愛される新しいスパイが誕生した。マドンナが製作総指揮に名を連ねているのも話題の一つ。

東南アジアの軍事国家シャドルーで活動していた国連派遣医療団が、独裁者バイソン将軍に拉致される。バイソンは連合軍の司令官ガイル大佐へ巨額の身代金を要求し、72時間以内に金を払わない場合は人質全員を殺すと脅迫する。脅しに屈しないガイルは、戒厳令を破って逮捕された無法者のケンとリュウを使い一計を案ずる。一方、バイソンは捕らえた国連兵士を使い恐るべき人体実験を行おうとしていた。