近未来。人間とロボットが共存する巨大都市国家メトロポリスは、有力者・レッド公の超高層ビル“ジグラット”のオープンにわきたっていた。ところが、そのビルこそ世界征服を企むレッド公の野望の拠点となるべき城砦でもあったのだ。そして、その最上階に座るロボット守護神・ティマが、臓器売買、生体実験の罪で国際手配されているロートン博士の手によって今まさに完成されようとしていた。しかしその直前、ロートン博士はレッド公の養子で、世界の支配権をロボットに委ねることをよしとしないロックによって殺害され、研究所も破壊されてしまう。ただティマだけは、ロートン博士を追って日本からやって来た私立探偵・伴俊作の甥・ケンイチによって炎の中から助け出され、メトロポリスの地下へと逃げ延び、そして地下生活の中で、ティマとケンイチは人間として心を通わせるようになるのであった。しかし、レッド公の陰謀によって勃発した反ロボット革命派のクーデターに巻き込まれたふたりはレッド公の手に落ち、更にレッド公によって自分がロボットだと知らされショックを受けたティマは、全世界のコンピュータを支配する超コンピュータに変身すべく、自ら進んで超人の椅子に座した。だがその時、ティマを破壊しようとしたことを咎められ、レッド公によってジグラットを追放されていたロックがビルを爆破。全てが崩れ去る中、ティマも瓦礫の下敷きとなってしまう。ティマを失い愕然とビル崩壊現場を彷徨うケンイチ。そんな彼に、ロボットたちがティマの部品を集めてくれる。

両親を亡くし叔父のベンと叔母のメイの許で育てられたピーターは、ある日自分の父親が残したバッグに隠された資料をみつける。父について知りたいピーターは父の研究者仲間だったコナーズ博士に近づき博士の授業に参加する。しかし単独で行動し侵入した部屋で遺伝子の組みかえられたクモに刺され、博士の下で勉強している同級生のグウェンに追い出される。その帰りの電車の中でピーターは驚異的な力に目覚める。

収穫祭の賞品として農場主アーサーにもらわれた子ブタのベイブ。牧羊犬の母犬フライはベイブに農場のルールを教えた上、自分の子供たちと同じようにベイブを可愛がってくれる。

B級ライセンスを持つ三十路のプロボクサー、ミツオはA級ライセンスを目指し、そのためにアルバイトもせず、漫画家である兄貴のアパートに居候していたが、兄は捨てられていた子猫2匹を拾ってきてミツオに世話係をさせる。2匹はそれぞれチンとクロと名付けられるが、ミツオはA級ライセンスを取得しながらも網膜剥離の危機に襲われボクサーを引退せざるを得なくなり、しかも結婚した兄貴がアパートから出ていってしまう。

遺伝子工学者ブルース・バナーは、実験装置の事故で大量のガンマ線を浴びてしまう。命に別状はなかったが、以来、彼は何度も強い怒りに我を忘れそうになり、ついにその怒りがピークに達した時、彼は怪力を持つ巨人ハルクに変貌する。その後もブルースは何度もハルクに変身するが、我に返ると自分が引き起こした惨事に苦悩する。実は元をたどれば同じく遺伝子工学者だった彼の父デヴィッド・バナー博士の研究に端を発していた。

巨大コンピュータとの戦いを描くシリーズ第3弾。超高性能コンピュータを開発して世界の富を手に入れようと企む大企業の社長ウェブスターは、天才プログラマーのゴーマンを仲間に引き込み、気象衛星をコントロールすると南米上空に豪雨を降らせコーヒー畑を壊滅させようとする。しかし駆けつけたスーパーマンに作戦を阻止されたウェブスターたちは、彼の弱点であるクリプトナイトの存在を突き止めた。クリプトナイトの影響で、スーパーマンの心に悪が芽生え始めた頃、ウェブスターたちはグランド・キャニオンにスーパー・コンピュータの要塞を作り上げていた……。

貧しい農民の両親とつつましく暮らす少年シャールヴィは、雷神トールやロキによってオーディンを主神とする神の国“アスガルド”の宮殿“ヴァルハラ”に連れて行かれるが、シャールヴィの妹ロスクヴァもついて来る。そこで兄妹は奴隷のように扱われ、それに嫌気が差したロスクヴァは、シャールヴィや友人になった小さな巨人クォークと宮殿から逃げ出すが、シャールヴィは“アスガルド”と対立する巨人の国に拉致されてしまい……。