大企業社長の側近ジュリアン(モーリス・ロネ)と社長夫人のフロランス(ジャンヌ・モロー)は不倫関係にあり、社長殺害を計画。完全犯罪を成し遂げたはずだったが、ミスに気付いたジュリアンは犯行現場に引き返す途中、無人となった会社のエレベーター内に閉じ込められてしまう。そのころ、彼の車を盗んだ若いカップルが別の犯罪を引き起こしていた……。
ジェームズ・ディーン主演による彼の代表的作品。酔った17歳の少年ジムが警官に捕まった。その晩に起こった集団暴行事件の容疑者として警察に連行された彼は、そこで美しいジュディと、まだ子供のようなプラトーと知り合う。間もなく二人は帰宅を許され、ジムも温情ある少年保護係のレイ主任の取り計らいで帰ることができたが、この三人の出会いは、やがて彼らの持つやり場のない苛立ちを露呈する事件へと結びついてゆく……。
ヨーロッパ各地でスピードに命をかけるF1ドライバーたちを、迫力のレースシーンとともに描くジョン・フランケンハイマー監督の超大作。三船敏郎の出演も話題となった。
1962年、カリフォルニア北部の小さな田舎町を舞台に、ハイスクールを卒業し東部の大学へ出発しようとする若者たちの、最後の一夜を描いた愛すべき名編。スティーヴ(今や一線級監督のロン・ハワード)とカート(「JAWS/ジョーズ」以前のリチャード・ドレイファス)は故郷での最後の夜を楽しく過ごそうと、テリー(「アンタッチャブル」のチャールズ・M・スミス)とビッグ・ジョン(ポール・ル・マット)を誘い町に繰り出す。暴走族の仲間に入らされたり、酒を買おうと四苦八苦したり、マセた女の子にせまられたりという数々のエピソードが、当時のヒット・ナンバーに乗せて軽やかに描かれるが、やがてそれぞれの決意を秘めた朝がやって来る……。今や定番と化した感のある、懐メロ青春群像モノの原点であり最高峰、後の青春映画に与えた影響は大きい。
ドミニクは南米でガソリン運搬車を強奪するグループのリーダーを務めていたが、警察の捜査の手は彼にジワジワと伸びてきていた。それを感じ取った彼は仲間に解散を促し、一緒にいればレティを危険な目に遭わせることに悩み、黙って彼女の元を去ってしまう。その後、ドミニクは妹のミアから「レティが殺された」という衝撃的な報せにより、ある男への復讐のために危険を承知で再びアメリカへ舞い戻るのだった。 一方、ブライアンはマイアミでの活躍によってFBI入りを果たし、職務を果たす日々を過ごしていた。彼はとある麻薬密輸組織の捜査をしていたが、ドミニクが国境を越えて戻って来た事を知る。ブライアンにはその理由がわかっていた。複雑な思いを胸に彼は捜査を続けるが、その先で計らずもドミニクと再会することになる。追っている相手が同じだったのである。 しかし、以前の経緯と立場の違いから、二人は手を組むこと無く別々に相手を追い始め、そして麻薬組織のボスが仕切るストリート・レースにそれぞれ参加する。
毎年仏のル・マンで開催される世界最大のカー・レースに魅せられた男たちの姿を描く。自身もレース出場経験があるスティーヴ・マックィーン主演の渾身作で、多数の有名ドライバーが特別出演している。
藤原拓海はとうふ屋を営む父の文太と二人暮らし。友人の樹と一緒にガソリンスタンドでアルバイトをしている普通の高校生だが、毎日、父のハチロク(AE86トレノ)で峠道の配達することで凄いドラテクを身につけていた。文太は伝説の走り屋で拓海は無意識に父の英才教育を受けていたのだ。ある日、チーム「妙義ナイトキッズ」のリーダー、中里毅がガソリンスタンドにやってきた。樹はバトルに挑むがあえなく惨敗。その晩、中里は峠で信じられないドラテクのハチロクに遭遇する。一方、拓海は、幼なじみのなつきから海へデートに誘われ、喜びを隠し切れないが、なつきは影でベンツに乗った男と援助交際していた。
違法なストリート・レースの最中に衝突事故を起こして逮捕されたショーンは、少年院行きを免れるために軍人の父を頼って日本へ。言葉や文化の違いに戸惑いを感じながら高校生活を始めた彼は、留学生のトウィンキーに誘われ、ドリフト・レースが行われる深夜の立体パーキングに赴く。