麦の刈入れが終わる頃。とある農村では野武士たちの襲来を前に恐怖におののいていた。百姓だけで闘っても勝ち目はないが、麦を盗られれば飢え死にしてしまう。百姓たちは野盗から村を守るため侍を雇うことを決断する。やがて、百姓たちは食べるのもままならない浪人たち7人を見つけ出し、彼らとともに野武士に対抗すべく立ち上がる……。
ユダヤの豪族の息子、ベン・ハーの数奇な運命を通してローマの圧政とキリストの最期を6年半の製作期間と54億円の巨費を投じて描いた一大スペクタクル。些細な出来事から旧友メッサラの裏切りにあい、奴隷船送りとなったベン・ハーはそこで命を救ったローマの将軍の養子となる。束の間の安住の後再び故郷へ戻った彼は、別れた家族が獄中死したと聞かされ戦車競技に出場する事を決意する。そこではメッサラとの宿命の対決が待っていた。
鳳学園に転校してきた男装の美少女・ウテナ。かつての恋人である冬芽と再会した彼女は、そこで彼と同じ薔薇の刻印のついた指輪を手にする。その指輪を持つ者は、"薔薇の花嫁"と呼ばれる美少女・アンシーを賭けて、決闘ゲームに参加しなくてはならない。そして、そのゲームに勝利すれば、彼女とエンゲージし"永遠があるという城"へ行くことが許されるのだ。女性であるウテナは巻き込まれるようにゲームに参加するも、生徒会副会長の西園寺、フェンシング部キャプテンの樹璃と対決し、次々と勝利を収めていく。こうしてアンシーとエンゲージすることになったウテナは、彼女を"外の世界"へ連れ出そうとする。だが、巨大な洗車ブラシに取り込まれ、自動車にされてしまうウテナ。アンシーはそんなウテナ・カーに乗り込むと、追手を振りきり閉ざされた世界からの脱出に成功するのだった。
1800年。フランスのストラスブール。軽騎兵のフェロー中尉(ハーヴェイ・カイテル)が町の有力者の甥を決闘で傷つけた。“名誉のため”という名目だったが、軍の命令はフェローに厳しかった。その命令を単に伝える使命でフェローのもとを訪れた軽騎兵デュベール中尉(キース・キャラダイン)は、理由もなくフェローに決闘を申し込まれ、名誉のために受けてたち、彼に傷を与えた。この日から二人の宿命的な対決の人生がはじまった。フェローはデュベールとの決闘に執念を燃やし、彼の行く先々に姿を現わした。二度目の対決は、デュベールがアウグスブルグに駐屯していた時だった。決闘で負傷したデュベールに、将軍はこれ以上決闘を続ければ除隊させると告げた。しかし、1806年、リューべックではデュベールがフェローを傷つけて終わるが、1812年ロシア遠征では、奇妙な友情のような感情が芽ばえだし、凍るような寒さの中で互いに手をさしのべあうのだった。そして1814年、ルイ18世が即位したフランス。デュベールは、姉のすすめでアデル(クリスティーナ・レインズ)と結婚し、しあわせで平穏な生活を送っていた。そこにまたしてもフェローが現われ、決闘を申し込んだ。最後の決闘はピストルで行なわれることになった。廃虚に銃声が轟いた。しかし、優勢に立ったデュベールは、フェローから的をはずして発砲し、その場を去っていた。
アフリカのサバンナに君臨する偉大なる王、ライオンのムファサが息子シンバを授かり、さまざまな動物たちが誕生の儀式に集まってくる。動物たちは、ヒヒの祈祷師ラフィキが皆の前にささげた将来の王シンバに深くこうべを垂れる。だが、自分が王になれないことに不満を募らせるムファサの弟スカーだけは、シンバの誕生を苦々しく感じていた。
女子高生のハルは、車にひかれそうになっていた猫の国の王子ルーンを助けたことから、その恩返しとして猫の国に招待される。気楽な猫の世界にすっかり魅了され、「このまま猫になるのもいいかも」と思ったハルは、ルーンの妃候補にされ、猫の姿に変化させられてしまう。このままでは人間の世界に戻れないとあわてたハルは、猫の男爵バロンの助けを借り、元の姿に戻るため奮闘する。
生まれたばかりのオーロラ姫は悪い魔女マレフィセントによって、16歳の誕生日までに死ぬと呪いをかけられてしまう。3人の妖精、フォーナ、フローラ、メリーウェザーは彼女を森に隠し、そこで姫を育てる。16歳の誕生日、妖精たちは姫を城に連れて帰るが、そこをマレフィセントに見つかり、姫は永遠の眠りへ。妖精たちは魔の城に捕まった姫の婚約者フィリップ王子を救出。王子はマレフィセントを倒し、姫も生き返る。
英国史上最長の王位を誇るヴィクトリア女王(在位1837~1900)の秘められた恋を描いたラヴ・ロマンス。監督は「哀愁のメモワール」のジョン・マッデン。脚本はジェレミー・ブロック。製作は「従妹ベット」のサラ・カーティス。製作総指揮はダグラス・レイ、アンドレア・コールダーウッド、レベッカ・イートン、ナイジェル・ウォールグリーン。撮影はリチャード・グレートレックス。音楽はスティーヴン・ウォーベック。美術は「ある貴婦人の肖像」のマーティン・チャイルズ。出演は「眺めのいい部屋」「ハムレット」のジュディ・デンチ、「ポカホンタス」(声優として)のビリー・コノリー、「リチャード三世」のアンソニー・シェールほか。
もしもあの時、ガラスの靴を履いたのがシンデレラではなかったとしたら…? 愛する王子と結ばれて幸せに暮らし始めたシンデレラ。そんなある日、妖精のおばあさんの魔法の杖を手に入れたまま母は、ガラスの靴を足に合わせたあの“運命の日”まで時間を戻してしまいます。そしてシンデレラの幸せを奪おうと王子にも魔法をかけてしまい…。
ウィスコンシンの大学で学ぶ真面目な女子学生が恋に落ちたのは、ちょっと偉そうだけれどチャーミングなクラスメイト。実は彼が、お忍びで留学してきたデンマークの王子様だったなんて!