世界中の人たちに愛される歌手・ウタ。彼女の歌声は別次元と評されるほどだが、その素性は明かされていなかった。そのウタのライブが開催される島に海賊や海軍が集結。その中には何も知らずにライブを楽しみにきたモンキー・D・ルフィら麦わらの一味の姿もあったが、そこでウタがシャンクスの娘だという衝撃の事実が発覚する。

暴力、セックス、ドラッグ、殺しが蔓延る多国籍街・歌舞伎町。その一角にあるヤクザマンションと呼ばれるビルに事務所を構える安生組の組長が、組の資金3億円と共に姿を消した。若頭・垣原は組長捜しに乗り出すが、その時既に組長はヤクザ壊滅を企む謎の手配師・ジジイによってマインドコントロールされた、靴の踵に仕込んだ鉈を武器とする泣き虫の殺し屋・イチに殺されていた。そのことを突き止めた垣原は、組長の仇を討つべく手下の高山や会長・中沢、イチに過去の自分を投影する鉄砲玉の金子、双子のサド刑事・二郎と三郎、敵対する組の船鬼や鈴木ら周囲を巻き込んでイチ捜しを開始。だが、実は究極のマゾである彼の目的は、やがてイチの無情な殺戮方法に対する興味へと移行していく。そして、遂にイチを捜し出した垣原は、イチに痛めつけられる期待に胸を膨らませるのであったが、肝腎のイチは不甲斐なく彼の期待に応えてはくれなかった。そこで、絶望した垣原は自らの耳に針を刺し自分を痛めつけると、イチに倒される妄想を見ながら投身自殺するのであった。

ワシントンDCの警察で刑事をしながら犯罪心理学を研究するクロスは、ノースカロライナで姪ナオミが何者かに誘拐されたと聞き現地へ。実は同地では8人の女子大生が次々に誘拐され、そのうち3人は遺体になって見つかっていた。犠牲者3人の誘拐された順序が殺された順序と異なることから、犯人の目的が殺人ではないと主張するクロス。やがて9番目に誘拐され、犯人のアジトから脱出した外科医ケイトからクロスは手掛かりを得る。

武術の達人で海軍特殊部隊の元兵士は、妹を襲った残虐な犯人を突き止めるためにブラジルに向かう。そこで待ち受けていたのは、街を牛耳るヤクザの存在だった。

郡の判事である黒人女性の孫娘が誘拐され、その後殺害されるという事件が発生した。その犯人は11歳の女の子2人(ロニー・フラーとアリス・マニング)であった。アリスは「赤ん坊を殺したのはロニーであって、私ははめられただけです」と主張したが、それは退けられることになった。不思議なことに、アリスの母親であるヘレンは娘を必死で庇う素振りを見せることがなかった。 それから7年後、18歳になったロニーとアリスは少年院から出所した。ロニーは町のベーグル販売店で働き始めたが、アリスはあてもなく町をぶらぶらしていた。アリスはリアリティ番組に出演してスターダムにのし上がりたいという野心を抱いており、司法制度の被害者としての自分をアピールするためのスピーチを練習していた。ヘレンは小学校の教員をしており、娘との関係はギクシャクしていた。ヘレンはアリスが太っていることや母親である自分と同じ価値観に全く共感していないことを不満に思っていた。 2人の出所から2週間後、地元の家具屋でブリタニーという名前の女の子が行方不明になるという事件が発生した。ブリタニーもまた白人と黒人の夫婦の間に生まれた子供であったことから、人々は7年前に発生した誘拐殺人事件を想起した。事件を担当することになった刑事の中には、7年前の事件で被害女児を発見し刑事に昇格したナンシー・ポーター刑事の姿があった。ポーターはあの事件のことが未だに脳裏から離れずにいた。ポーターはロニーとアリスに事情聴取を行ったが、ロニーは怯えるばかりで会話が成立せず、アリスは「7年前と同様、ロニーがやったに違いない」と強く主張してきた。ヘレンにも事情聴取が行われたが、彼女はポーターに対する敵意を剥き出しにした。 ポーターの直観通り、7年前の事件と今回の事件の間には密接な関係があった。しかし、そこには彼女が予想していた以上に陰惨な真実が隠されていた。

南米アルゼンチンを旅行中のエリーとステファニーは、退屈なツアーを脱け出し単独行動を取ることに。地元の少女が行方不明になったと噂のアレマナという町を散策にするが、大げんかの果てにエリーが姿を消してしまう。残されたステファニーはエリーに危険が迫っていることに気づくのだが…。