叔父からコイン・ランドリーの経営を任されたパキスタンの青年、オマール。経営がうまくいかず、幼なじみのジョニーの力を借りておしゃれに改装すると……。人種を超越した男同士の関係を描く。

美大で芸術を学んだトニー(イッセー尾形)は、デザイン会社へ就職、その後独立してイラストレーターになり、自宅のアトリエで仕事をこなすようになる。そんなトニーが一人の女性、出版社編集部員・小沼英子(宮沢りえ)に恋をする。

真面目な博物館の元警備員サムが経費削減する館長へ再就職交渉に散弾銃を携行した。あくまでも威嚇のつもりが元同僚警備員に誤って発砲したものが命中、サムは止むなく館内にいた子供たちを人質にろう城してしまう。トイレにいて事件に居合わせたTV報道記者マックスは、全国ネット放映網への再帰を狙いスクープ取材に係るが、事情を聴きサムに対する事実を広めようと世論の同情を引出すものの、事件収束へ向かうより面白半分の興味が優先した世論操作から高視聴率となる。事件を聞きつけた大マスコミにより更なる事実と違う虚構のニュース合戦が繰り広げられる。