ある夜、プリンストン大学で教諭をする地球外生物学者、ヘレン・ベンソン博士の自宅にアメリカ政府のエージェントが突然やってきた。強制的にある非常事態への協力を求められたヘレンは1年前に他界した夫の連れ子であるジェイコブを隣人に預け、あわただしく公用車に乗り込む。すでに政府は軍を総動員出動させ警戒態勢を敷き、町は異様なまでに静まり返っていた。政府がヘレンのほかに核物理学・天文学・地質学などの権威を招集したのは、木星の外側で観測された謎の物体への対策を講じるためだった。小惑星と思われるその物体は想定外の進路を信じがたい速度で移動し、マンハッタンへと迫っているのだった。

南米アルゼンチンを旅行中のエリーとステファニーは、退屈なツアーを脱け出し単独行動を取ることに。地元の少女が行方不明になったと噂のアレマナという町を散策にするが、大げんかの果てにエリーが姿を消してしまう。残されたステファニーはエリーに危険が迫っていることに気づくのだが…。

郊外に格安物件の一軒家を見つけ、家族で越してきたエリックたち。心機一転、新たな生活をスタートさせるが、子供たちは次第に、家の中に潜む不気味な雰囲気を感じ取る。クローゼット、TV、天井裏……庭からは骨片のようなものが見つかる中、ある日、家にいたはずの幼いマディソンが忽然と姿を消してしまう。一体、この家では何が起こっているのか? おぞましい“秘密"を知った一家は、霊媒師に助けを求め、娘を取り戻すために決死の戦いを始める――。

橘医院の院長は、夢を映像として再生する装置"ドリームリング"を完成させた。だが、彼は看護婦・直美と共に首を吊り、直美は死亡し、命を取り留めた院長は狂気に陥る。院長の妻・郁子と彼女の愛人・桂木医師は、院長に装置の研究を発表させようとし…。

夏のある日、ちひろ(原悦子)は養父・軍治(江角英明)の危篤の報に6年ぶりに帰郷した。自宅は軍治が警官を辞してから射的屋を営んでいた。彼女は店内に入ると店番をしている光一(田山涼成)がいた。彼によれば、軍治は危険な状態は回避したもののガンに冒されており、余命3か月と診断されているという。ちひろは冷ややかな表情だった。彼女の脳裏には6年前の、高校2年生の夏の一場面が蘇っていた。 ・・・軍治は警官の制服姿のまま拳銃をちひろに突きつける。「お前が憎い。こんな女らしく育ったお前をみてると、たった11歳で殺されちまったみゆきが思い出されて・・・」軍治はちひろを押し倒し・・・。