郊外の住宅地、長屋のように複数の家族が隣り合って暮らしている。林家の息子実(設楽幸嗣)と勇(島津雅彦)はテレビがほしいと両親にねだるが、聞き入れてもらえない。子供たちは、要求を聞き入れてもらえるまで口を利かないというストライキをして、最終的に買ってもらうのだった。 

高校を舞台にガールズバンドの奮闘をさわやかに描いた青春人間ドラマ。出演は『ほえる犬は噛まない』『TUBE』のべ・ドゥナ、『バトル・ロワイアル』シリーズの前田亜季、『ローレライ』の香椎由宇、そしてロックバンドBase Ball Bearのベーシスト・関根史織。監督は『リアリズムの宿』の山下敦弘。ハイティーンの女の子たちの心の微妙な心の揺れや高揚を繊細に描き出す。

東日本大震災で心に傷を負った福島県いわき市の女子高生・佐智は、友人や家族とどこか距離を置きながら、人にも恋にも無関心に生きてきた。幼い頃からバイオリンを続け、高校でも音楽部に所属する彼女は、文化祭で四重奏を披露するため日々練習に励んでいる。一方、震災で実家が帰宅困難地域となり、いわき市に避難してきた男子高校生・祐介は、当たり前の景色が失われてしまう現実に直面し、“美しい今”を絵画として残すべく描き始める。展覧会に出品する夕景画を描くため田園風景を訪れた彼は、そこで出会った佐智と惹かれ合っていく。

美しい海に臨む杜王町で暮らす東方仗助は、心優しい高校生だった。彼はスタンドという特殊能力の保持者で、触れただけで壊れたものを修復し、他人のけがを治すことができた。杜王町では変死事件をはじめとする奇怪な出来事が続発するようになる。やがてそれらが連続殺人犯アンジェロこと片桐安十郎ら、ほかのスタンド保持者による犯行だと判明。町を守るため、スタンドを駆使して彼らとの戦いに挑む仗助だが……。