鬼才ケン・ラッセルが人類進化の謎に迫ったSFスリラー。人間の肉体が変化していく特殊メイクアップが話題を呼んだ。細胞に眠る人類進化の起源を探ろうと、タンクに浸かりドラッグを試みる学者。実験は成功し、彼は太古のイメージを見るのだが、その効果は精神だけでなく肉体にも影響を及ぼし始めていた……。

来るロサンゼルスオリンピックに向けてのテロ対策と警備強化を名目に、カリフォルニア州当局は陸軍と合同で秘密裏に攻撃ヘリコプター「ザ・スペシャル」ことブルーサンダーを開発し、ロサンゼルス市警察に配備した。 州当局の意向で運用試験のパイロットに選ばれたベトナム帰りの警察航空隊員フランク・マーフィーは、コンビを組む航空観測員・ライマングッドを伴ったブルーサンダーのテスト飛行中に、連邦地方庁舎の一室で行なわれていた州政府関係者の密議を盗聴、録画してしまう。それは、ブルーサンダーの能力をアピールするためのヒスパニック地区での暴動煽動、また反対派を暗殺する「ソア(THOR= Tactical Helicopter Offensive Response 戦術ヘリ攻撃対応)計画:騒乱鎮圧への軍用ヘリ活用」に関するものだった。しかも、ベトナム時代の上官でブルーサンダーの開発にも携わる陸軍大佐・コクランが陰謀に一枚噛んでおり、直前に起きていた市議会委員長殺害事件に絡む謎の言葉“THOR”はこの陰謀の事だった。 コクランらは証拠隠滅のためにライマングッドを殺害、マーフィーにその容疑がかけられる。マーフィーはブルーサンダーを強奪して逃走すると、別居中の妻ケイトにライマングッドが死の直前に隠した密議の録画ビデオをテレビ局の報道キャスター・ヒューイットに渡すよう託し、自らはロサンゼルス上空で権力と、そしてコクランの乗る軍用ヘリとの孤独な闘いを繰り広げる。

引退したはずの大泥棒とそれを追うFBI捜査官の駆け引きを描くアクション・コメディ。監督は「レッド・ドラゴン」のブレット・ラトナー。原作・脚本はこれが映画デビューとなるポール・ズビツェウスキー。撮影は「レッド・ドラゴン」のダンテ・スピノッティ。音楽は「女神が家にやってきた」のラロ・シフリン。編集は「レッド・ドラゴン」のマーク・ヘルフリッチ。出演は「007/ダイ・アナザー・デイ」のピアース・ブロスナン、「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」のサルマ・ハエック、「スタンドアップ」のウディ・ハレルソン、「クラッシュ」のドン・チードル、「28日後…」のナオミ・ハリス、「ボブ・ディランの頭の中」のクリス・ペン。

2028年のロサンゼルス。高額な会費を支払うことが可能な犯罪者だけが利用できる、ホテル兼会員制闇病院「ホテル・アルテミス」に、銀行強盗を犯し、致命傷を負った兄弟がその病院を訪れた。これがきっかけで、病院は開業以来最悪の事態を迎えることになる。

テロリスト対策の専門家のジョン・カッターは自分の妻が目の前で人質に捕られ殺害されてからは心に傷を負い一線を退き、今は航空会社のハイジャック対策の講師をしていた。そんなある日、友人で会社の仲間でもあるデルヴェッキオから新しいテロ対策の仕事を進められる。 しぶしぶながらも最後は折れてカッターはその仕事のための会議に出席するため飛行機に搭乗する。しかし、その飛行機には凶悪なテロリストのチャールズ・レーンも護送のため乗り合わせいて、仲間と共に飛行機をハイジャックしてしまう。混乱のなかでカッターは事態を収拾するべく反撃を開始する。

ゴア・ヴァービンスキー監督のもと、ブラッド・ピットとジュリア・ロバーツが夢の共演を果たしたハードでスリリングなラヴ・ストーリー。伝説の拳銃“メキシカン”をめぐる争奪戦に巻き込まれたカップルの愛の行方を描く。

大都市LAの中心部に突然出現した火山から流れ出る溶岩流と、それに立ち向かう人々の姿をSFXを駆使して描いたパニック・スペクタクル。登場人物ひとりひとりのドラマの演出が秀逸。

1981年に製作され今なお根強い人気を誇るジョン・カーペンターの近未来SFアクション「ニューヨーク1997」の15年ぶりの続編。大地震によって島と化した2013年のロサンゼルス。狂信的な大統領以下、公安の罠にはまり、過激派グループによって盗まれたエネルギー兵器の奪還任務につくスネーク。だが単身乗り込んだLA島は狂気と暴力の渦巻く魔窟であった……。

空手の達人ミヤギは、戦友の孫娘のジュリーに出会う。両親を亡くし心を閉ざす彼女は、高校でも嫌がらせを受けていた。そんな彼女にミヤギは空手を教えることに。

捜査を進めるうちにしだいに明らかになるショー・ビジネス界の裏側。ハリウッドを舞台に描かれたノンストップ・ポリス・アクション。ハリソン・フォードとジョシュ・ハートネットの競演も見ものだ。