娘のためにイランを出ようとする妻と離婚協議中のナデル。同居中である痴呆症の父を世話するためラジエーという女性を雇うが、思わぬ事件が巻き起こって……。ミステリーとイランの離婚問題を交錯させた秀逸ドラマ。

食品メーカーに勤める川原由加利は、研究医である優しい恋人・小出桔平と同棲5年目を迎え、公私ともに充実した日々を送っていた。そんなある日、自宅で桔平の帰りを待つ由加利のもとに、警察が訪ねてくる。桔平がくも膜下出血で意識を失っているところを発見されたのだが、桔平の所持していた運転免許証や医師免許証はすべて偽造されたもので、職業も名前も全てが嘘であると判明したのだ。ショックを受けた由加利は桔平の正体を突き止めるべく、私立探偵の海原匠と彼の助手キムに調査を依頼。やがて、桔平が書き溜めていた700ページにも及ぶ未完成の小説が見つかる。その内容をもとに、いまだ病院で眠り続ける桔平の秘密を探るため瀬戸内海へと向かう由加利だった。

デトロイト市警のベテラン麻薬捜査官マーティーは、元相棒キンタナが何者かに殺害されたことを知る。真相を探るべく若手刑事ダンと捜査に乗り出したマーティーは、キンタナが麻薬取引の汚職に関わっていた事実を突き止める。やがてマーティーが容疑者を捕らえたことで、事件は解決したかに見えたが、捜査を続けるダンは次第にマーティーに疑惑を抱きはじめる。