長い間、信念を貫いてきたものの、現実と妥協して俗物になることを決めた民主弁護士会出身の弁護士スノ(チョン・ウソン)。自身の出世がかかった殺人事件の弁護士に指定されると容疑者の無罪を立証するため、唯一の目撃者である自閉症の少女ジウ(キム・ヒャンギ)を証人として立たせようとする。自身だけの世界に入り込み、意思疎通が難しいジウ。スノは事件当日に目撃したことを聞くためにジウのもとを訪れるが、まともにあいさつもできない。だが、あの日のことを聞き出すためにジウと心を通わせていく努力をするスノ。少しずつジウへの理解を示していくが、2人は法廷で弁護士と証人として向き合うことになり…。

韓国の男性アイドルグループ「ZE:A」のメンバーで「SUITS スーツ 運命の選択」などのドラマでも活躍するパク・ヒョンシクの長編映画デビュー作。2008年に韓国で導入された国民参与裁判で実際に事件をベースに、陪審員に選ばれた8人の一般市民たちを描いた法廷ドラマ。韓国の歴史上初めて国民が参加する裁判が開かれる日がやってきた。全国民注目の中、年齢も職業も異なる8人の一般市民が陪審員団として選定された。彼らが扱うこととなったのは、すでに証拠、証言、自白が揃った明白な殺害事件だった。8人の役目は刑を量定するだけのはずが、被告人がいきなり嫌疑を否認したため、陪審員たちは急きょ有罪無罪の決断を迫られることになってしまう。粘り強く問題提起を続ける陪審員8号役をヒョンシクが演じるほか、「ペパーミント・キャンディー」「オアシス」のムン・ソリが裁判官キム・ジュンギョム役を演じる。

北朝鮮当局の大規模な作戦実行に備え南に潜入、田舎町でバカのふりをして地域に溶け込むよう命じられた北の若きエリートスパイ、リュファン。彼は町で住民を観察しながら、作戦実行命令が下されるその時をひたすら待ちわびていた。そうして潜入から2年が経ったある日、同志のヘランがロックミュージシャンになるという謎の任務を負ってリュファンの前に現れ、更に部下だったヘジンも普通の高校生に扮し同じ町に派遣されてくる。

1979年、韓国。絶大な権勢を振るっていた大統領の直属機関、KCIAこと中央情報部。そのトップに立つ部長と政敵たちが、し烈な権力争いを繰り広げてゆく。

ソウルを流れる大河の漢江に、謎の怪物“グエムル”が現れ、次々と人を襲う。河川敷で売店を営むパク家の長男カンドゥの中学生の娘、ヒョンソも怪物にさらわれてしまう。カンドゥは妹ナムジュらとともに病院に隔離されていたが、携帯電話に娘からの連絡が入ったことから一家で脱出を試みるが……。

長い黒髪の女性ばかりを狙った、連続殺人事件。 被害者は落としたスマホから個人情報を奪われ、家族や恋人だけでなく、最後は命まで奪われてしまう。ただ、スマホを落としただけなのに…。 人の心を操る天才的ブラックハッカーでもある連続殺人鬼の浦野(成田凌)は、事件を追っていた刑事の加賀谷(千葉雄大)に一度は捕まったものの、刑務所内からサイバー攻撃を計画して、警察内の混乱に乗じて姿を消してしまった。 浦野は、一体どこに――? 平穏な日々が続く中、突如として日本政府に、大規模なサイバーテロ攻撃が再び仕掛けられる。発信元は、韓国・ソウル。 これは浦野の仕業なのか?謎の黒髪美女・スミン(クォン・ウンビ)の正体は?? 今、日本と韓国を舞台にした、スマホを持つ者全てがターゲットの、<ファイナル ハッキング ゲーム>がいま始まる――。