シムランは22年前に一家でロンドンに移住してきたインド人の女の子。ある日、父のバルデーウ宛にインドの親友から手紙が舞い込む。手紙には20年前の約束通り、自分の息子とシムランを結婚させたいとあった。喜ぶ父の姿にシムランは承諾するしかなかった。結婚後はインドに定住することになるシムランは、独身最後の想い出に女友達と1ヶ月間のヨーロッパ旅行に出かける。出発の日、シムランは富豪の御曹司で、女たらしの大学生・ラージ・マルホートラーと出会う。

夢を求めて<北>へとさすらう兄妹の希望と苦悩の日々を描く。製作はアンナ・トーマス、監督はグレゴリー・ナヴァ、脚本はトーマスとナヴァの共同。撮影はジェームズ・グレノン、音楽はザ・フォルクロリスタス、メレシオ・マルティネスほかが担当。出演はザイーデ・シルヴィア・グチエレスほか。

31歳にしてカンヌ国際映画祭新人監督賞やアカデミー賞にもノミネートされるというアジア映画の天才監督、トラン・アン・ユンによるベトナム映画。黒沢明を彷彿とさせる、独特の映像美学が感じられる作品だ。

多くの著書が映像化されてきた作家・東野圭吾の原作を、玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演で描くミステリー。主人公と恋人が幸せな日々を送る世界と、恋人が主人公の親友と交際している世界が並行する物語を描き出す。二つの世界で翻弄(ほんろう)される青年を玉森が演じ、恋人に吉岡、親友に染谷がふんする。監督を務めるのは『宇宙兄弟』『聖の青春』などの森義隆。 最先端の研究を行う会社に勤務する敦賀崇史と、幼なじみの三輪智彦。ある日、智彦に恋人の津野麻由子を紹介された崇史は、学生時代に並行して走る電車で見て、人知れず淡い思いを抱いていた女性だったことに驚く。一方の世界では、崇史は麻由子と幸せな同居生活を送っていた。しかし、崇史は智彦が消えたことに疑問を抱き始め......。

クリント・イーストウッドの監督デビュー50年、40作目となる節目の感動ヒューマン・ドラマ。落ちぶれた日々を送るロデオ界の元スターと路上暮らしを送る少年が出会い、それぞれに人生を変えていくさまを描く。