雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティは、思いを寄せる女性と会話もできない臆病者。唯一の特技は妄想することだった。ある日、「LIFE」表紙に使用する写真のネガが見当たらない気付いたウォルターはカメラマンを捜す旅へ出る。ニューヨークからグリーンランド、アイスランド、ヒマラヤへと奇想天外な旅がウォルターの人生を変えていく。

連邦政府から19もの州が離脱したアメリカ。テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“西部勢力”と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。「国民の皆さん、我々は歴史的勝利に近づいている——」。就任 “3期目”に突入した権威主義的な大統領はテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストは、14ヶ月一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うため、ホワイトハウスへと向かう。だが戦場と化した旅路を行く中で、内戦の恐怖と狂気に呑み込まれていくー

くしくも同じ日に母親となった2人の女性がたどる数奇な運命をP・アルモドバル監督が鮮烈に描き、主演のP・クルスが第78回ヴェネチア国際映画祭で女優賞に輝いた秀作。 写真家のジャニスは、法人類学者のアルトゥロに、スペイン内戦中に殺害されて集団墓地に埋葬された親族の遺骨の発掘を依頼。それを機に既婚者である彼と親密な仲になったジャニスは、やがて妊娠し、病院で女児を出産する。ところが後日、DNA鑑定をしてみた結果、赤ん坊はジャニスの子でもアルトゥロの子でもないという意外な事実が判明。実はその子は、同じ日に同じ病院で出産した若きシングルマザー、アナの娘だった……。

搭乗予定の旅客機が欠航となり、その場で知り合った外科医のベンと記者のアレックスは共同で小型機をチャーターする。 小型機はトラブルを起こして雪山に墜落し、生き延びた二人は協力して雪山越えに挑む。

ある時、日本で暮らしていた外国人女性リリーが行方不明になり、やがて死体となって発見される。友人であるルーシーに容疑がかけられるが、2人の女性の間にはミステリアスな日本人カメラマン、禎司の存在があった。