狩りをしていたルウェリンは、死体の山に囲まれた大量のヘロインと200万ドルの大金を発見する。危険なにおいを感じ取りながらも金を持ち去った彼は、謎の殺し屋シガーに追われることになる。事態を察知した保安官ベルは、2人の行方を追い始めるが……。

顔も知らないエージェントに惚れられ、殺し屋は2人の関係に“期限”が近づいたことを知る。そして、殺し屋に恋をしたもう一人の女。一方、失恋した女は、前の恋を忘れるまでの“期限”つきで、口のきけない男と付き合う……。香港を舞台に、5人の男女の物語が交錯する。

イタリア映画界が生み出した早熟の天才監督として世界中から注目を浴びていた、当時まだ29歳のベルトルッチ監督(「ラストエンペラー」)が、A・モラヴィアの原作を鮮烈なタッチで映画化。忌まわしい過去の悪夢を葬るため、ファシズムに追従して生きる道を選んだ主人公の運命を、光と影、色彩の綾をなす官能的な映像美を通し、全編スタイリッシュに描写。撮影の名手V・ストラーロの絶妙のカメラワーク、主演のJ=L・トランティニャン(「愛、アムール」)の熱演、若きD・サンダのクールビューティーぶりも必見。 13歳の時、友人にいじめられているところを救ってくれた同性愛者の青年に拳銃を発射して逃げ去るという体験をして以来、罪の意識を抱いて大人に成長したマルチェロ。哲学講師となった彼は、けっして異端者になるまいと決め、祖国のファシズム体制に付き従い、プチブルの娘ジュリアと婚約を交わして平穏に過ごすが、ファシスト党から、かつての恩師でパリに亡命したクアドリ教授ら反ファシスト組織の動きを探るよう命じられ……。

全米トラック運転組合のリーダー:ジミー・ホッファの失踪、殺人に関与した容疑をかけられた実在の凄腕ヒットマン:フランク“The Irishman”・シーランの半生を描いた物語。全米トラック運転手組合「チームスター」のリーダー、ジミー・ホッファの不審な失踪と殺人事件。その容疑は、彼の右腕で友人の凄腕のヒットマンであり、伝説的な裏社会のボス:ラッセル・ブファリーノに仕えていたシーランにかけられる。第2次世界大戦後の混沌とし たアメリカ裏社会で、ある殺し屋が見た無法者たちの壮絶な生き様が描かれる。

コリン・ファレル主演によるクライムアクションコメディ。ボスの命令によりベルギーのブルージュにやって来た殺し屋のレイとケン。街を気に入ったケンは観光を楽しむが、あまりの田舎ぶりにレイはうんざり。そんな中、ボスからの指令が下される。

伝説的な暗殺者として裏社会にその名をとどろかせるも、殺しの仕事から手を引いたジョン・ウィック。暴力から遠く慣れた毎日に安らぎを覚えていた彼だったが、それをロシアン・マフィアによって奪われる。怒りと憎しみに支配された彼は、封印していた殺しのスキルをよみがえらせ、ロシアン・マフィアへのリベンジを果たすことを決意する。

1931年、大恐慌のさなかのシカゴ。アイルランド系マフィアのボス、ジョンから厚い信頼を得る腹心の幹部マイケル。ところが、それを妬ましく思うジョンの不肖の息子コナーは、マイケルの妻と次男を殺害する。長男にも危害が及ぶのを恐れるマイケルは、彼を連れて逃避行を続けながら復讐の機会をうかがう。一方、ジョンは思わぬ事態に驚くが、我が子かわいさのあまり、やむなくマイケル父子に殺し屋のマグワイアを差し向ける。

ヴィム・ヴェンダース、31歳の時に撮った長編第7作。白血病で死の不安に生きているハンブルグの額縁職人ヨナタン。彼を殺人にはめ込み、完全犯罪を進めながら危険な友情にはまりこんでいくトム・リプレー。死んだ筈の画家の贋作を書いているポガッシュ。物語は、サスペンスに富む発端の画の競売シーンから、この3人の絡んだストーリーを小気味よいテンポで進めていく。

腕利きの殺し屋であるビクターは、ギャングの依頼で詐欺師・ローズの殺害を試みるが、相次いで失敗に終わる。その上、次第に標的であるはずのローズを女性として意識し始めた彼は、ある時彼女を助けてしまう。そして彼は偶然にも事件に巻き込まれたトニーと共に、ギャングたちから逆に追われる身となってしまうのだった。

カート・ラッセルとスティーヴン・セガールが豪華共演した超高速スリリング・アクション。テロリストにハイジャックされたジャンボジェット機。地上800mの空間で展開するアクションは緊張と興奮の連続だ。