才人スパイク・リー監督が、自身も尊敬する、近代アメリカきっての偉大な思想家であり、キング牧師と並ぶ黒人解放運動のリーダー、マルコムXの生涯を描いた伝記的作品。物語は、マルコムがチンピラだった頃から始まる。若くして窃盗罪で服役し、刑務所の中でイスラム教に改宗、出所ののち彼は、イライジャ・ムハマットの下でブラック・モスレムきっての白人を敵対視する煽動家となる。やがて組織に疑問を感じ、多人種共存の道を探ってメッカを巡礼、そしてあらゆる人種の真の友愛を悟って帰国。そしてアメリカ黒人の解放運動を今までになかった新しい理念によって大きく展開しようとした矢先の1965年2月21日、ハーレムのオーデュボン・ボールルームでの講演中に13発の銃弾を浴びて射殺されるまでの、壮絶な軌跡を克明に追う。原作は、マルコムXが著わし「ROOTS/ルーツ」のアレックス・ヘイリーがまとめた『マルコムX自伝』。D・ワシントンのパワフルな芝居とテンポの良い演出が、この長尺を一気に見せる。

第二次世界大戦終結後のイタリア。出征したきり行方不明の夫の消息を求め、関係省庁へ日参する女性の姿があった。 戦時中、洋裁で生計を立てる陽気なナポリ娘ジョバンナとアフリカ戦線行きを控えた兵士・アントニオは海岸で出会い、すぐに恋に落ちた。12日間の結婚休暇を目当てに結婚式を挙げたふたりは幸せな新婚の日々を過ごす[2]が、休暇の12日間は瞬く間に過ぎてしまう。精神疾患による除隊を目論んだアントニオは首尾よく精神病院に入院するが、あえなく詐病が露見。懲罰の為、ソ連戦線へと送られてしまう。

交錯する3つのドラッグ・ストーリーで巨大麻薬コネクションの全貌を暴き出す社会派ドラマ。マイケル・ダグラス、ベニチオ・デル・トロ、ドン・チードルら豪華キャストが共演。

アドレナリンを出し続けないと死んでしまうという毒を盛られた殺し屋。解毒剤の入手と復讐のためロスの街を奔走する姿を追うノンストップアクション映画。

マフィアのメンバー、チャーリーは組織の金を持ち逃げしたことをきっかけに、自分が殺した男の妻アイリーンと恋に落ち、結婚する。だが、アイリーンも殺し屋だった。お互いの殺しを命じられ国外逃亡を謀ろうとするが……。

新感覚のカー・アクションで世界中で大ヒットした「TAXi」続編で、フランス映画史上歴代NO.1の記録を打ち立てた。スピード狂のタクシー運転手ダニエルは、日仏サミットのためにやってきた日本の防衛庁長官の運転手に抜擢された。だが重装備の護送車に長官を乗せ試運転をしている最中に、黒い車に乗った謎のテロリスト集団に長官を誘拐されてしまう。ダニエルは刑事エミリアンや女刑事ペトラと共に型破りな救出作戦を展開する。