アメリカ建国の父アレクサンダー・ハミルトンの物語を描いたこの映画版は、ブロードウェイで大ヒットしたオリジナル作品の映画化であり、当時のアメリカの物語を今のアメリカが語るものである。

剣の英雄たちが群雄割拠する時代。天下の名剣“グリーン・デスティニー”の使い手としてその名を轟かせる英雄リ-と女弟子ユーは、心惹かれ合いながらも長い間人々のため正義に生きてきた。リーは剣を置く決意をしてグリーン・デスティニーをユーに託し、依頼されたティエ氏に無事剣を届けたユーは、そこで貴族の娘イェンと出会う。その夜、グリーン・デスティニーが何者かに盗まれ、ユーはイェンを疑い彼女の家を訪ねる。

享保の大飢饉から3年。山陰の因幡藩を預かる城代家老・荒木は、幕府から遣わされた剣術指南役・松宮が藩の内情を探っているとの報告を受ける。一方、藩の剣術師範・原田は、弟子として目をかける青年藩士・香川が剣術修行に出られるよう、松宮に許可を願い続けていたが、香川の激しい気性を懸念する松宮は頑として首を縦に振らない。そんな折、荒木は松宮が幕府に宛てた密書を手に入れ、藩の存亡を懸けた決断を下そうとしていた。

徳川5代将軍・綱吉の泰平の御代、赤穂浪士たちが吉良上野介を仇討ちするかどうかに関心が集まっていた元禄15年。父親の仇討ちのため、郷里を後にした若侍、青木宗左衛門の江戸暮らしも半年を過ぎ、庶民の町での生活もすっかり板についていた。いつしか自宅の向かいに住む夫を亡くした女性、おさえに恋心を抱くようになった彼だが、実は武士とは名ばかり。剣の腕前がからっきしだめなことが長屋の面々にも知れ渡ってしまう。